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地球連邦軍 出自一覧 アレックス RX-78NT-1 NT-1の形式番号から見て取れるように、ニュータイプ(NT)として覚醒したアムロの為に開発された特注の当時最新鋭ガンダム。 劇中ではアムロ所属のホワイトベースへ受領する前、サイド6内での調整中に、ジオン特務部隊サイクロプス隊の襲撃で大破している(作品中でザクに撃破された唯一のガンダム(ゲームを含めると、マドロックも)である)。とはいえ襲撃するジオン軍のMS達に対し、固定武装のみで戦い、いずれも退けている。 パイロットは「シューフィッター」(個々人の足に合わせた靴を作る製靴職人の意味から)と呼ばれるテストパイロットの女性、クリスチーナ・マッケンジー(クリス)。 NT専用と言ってもジオン軍のそれと違い、当時、NTの研究分野において素人同然だった連邦軍なのでサイコミュ等のエスパーデバイスは搭載されおらず、アムロが一番不満がっていたNTパイロットの過敏な知覚に対応しうる機体の反応速度を極限に向上させた仕様となっている。つまりRX-78-2やG-3に施されたマグネットコーティングを以てしても尚、アムロの超人的なNT能力に追従できなかった為、根本から開発された機体なのである。結果として反応性の向上と爆発的な機動性を実現したものの、極度にピーキーな性能はNTではないクリスでは到底に使いこなせる代物ではなく実質的にアムロ専用機と化している。OTで使えそうなのはヤザンくらいであろう。 両極端な立場の関係上、ゲームに登場した時の扱いが割と良かったり不憫(ガンダムより弱いとか、未完成品グリナスヘッド)だったりと評価が一定しない。本シリーズでは完全なるガンダムの上位機として、三年後のオーパーツ並のマジキチ性能を見せつけている。当時のMS群の中では抜きん出た性能を有し、もし本機がアムロの手に渡っていたなら、1年戦争はもっと早く終わっていたと言われる程である。 …逆に扱いが悪い時の例を挙げると、某ロボットシミュレーションにおいて、機体性能が低いだけでなく物語後半に「ガタがきてる」として(ガンキャノンとかを差し置いて)強制廃棄処分というあんまりな扱いを受けている。 FSWS構想に基づく防御力向上処置の一環としてチョバム・アーマーの装着が可能で、これを装備すると総重量が90tにまで及ぶ。反応性第一主義の機体に過重なる追加装甲を施すあたりの意図がよくわからないが、アムロの手に渡るまでの重量リミッター兼梱包材みたいなものであろう。またグリプス戦役時にやっと標準装備となる全方位リニアシートを試験的に採用するなど先駆的な最新技術を内臓している。 固定武装は頭部バルカン×2門及びビームサーベル×2本の他に両腕部に収納される形で90mmガトリングを2門装備している。ビームライフルとシールドは用意されてたが劇中では使用していない。これらの兵装はプラモデルマスターグレードでのキット発売に合わせてメカニカルデザイン担当であった出渕裕が新規にデザインしたものである。ついでに言うとシールドにマーキングされている「アレックス(ALEX)」という愛称も『0080』の脚本内に突如出てきたものらしい。 またDVD付属の小冊子によるとスコープ付きの専用バズーカの設定もあった様で、こちらは『GUNDAM FIX FIGURATION #0039 RX-78NT-1 ALEX {FRAME MODEL}』に付属している。この辺りの経緯は意外と行き当たりバッタリな奴である。 下記のSDガンダムの話には''トリコロールカラーのアレックスが出てくる。 余談だがケンプファーを掃射で屠った件の腕部90mmガトリング、確かに凄まじい威力と高評価だが、「炸薬の威力は口径の3乗に比例する」という現代兵器の兵器学的尺度として評価すると、(口径120mmの)ザクマシンガンの方が遥かに威力が高くなるという説もある。が、実際にはザクマシンガンは徹甲弾ではなく榴弾(非成形炸薬弾)を低初速かつ曲射弾道で連射する対艦兵器であり、徹甲弾を高初速で連射する対MS兵器であるアレックスの90mmガトリングと単純に比較する事は難しい。更にジオン軍で後年開発されたMMP-80(90mm)マシンガンでは対MS戦闘を意識し、初速の向上や成形炸薬弾を使用可能とするなどの改良が行われている為、この辺りも比較も更に困難といえる。 後に連邦軍はこの機体をベースとしてジム・カスタムとチョバム・アーマーを応用したジム・キャノンⅡを開発している。いわゆる「オーガスタ系」機体群の走りである。 ガンキャノン量産型 RX-77D ガンキャノンの量産型機。アポジモーター数は増加し、運動性能はガンキャノンを上回る。バックパックに収納伸縮式の2門キャノンが特徴的。スカーレット部隊に配備され、格好良く空中から出撃した直後、ケンプファーのシュツルムでクレー射撃のよう打ち落とされている。 撃破された機体は市街地に落下、挙句暴発し民間人にさらなる被害を出すなど全くもっていいとこなしの疫病神的存在。 出力もアポジ数もガンキャノンを凌駕するスペックなのだが、ガンキャノンに及ばないところは量産機故の不待遇。 ジムコマンド(コロニー戦仕様) RGM-79G ジムの後期生産型らしいがジムとは大きくかけ離れたデザイン。 第1話でサイド6でザク改と戦っている姿が確認できる。 その際に破壊され放置された残骸が、後にザク改修理のパーツ取りに使われた。 08年に発売されたHGUCザクⅡ改キットの説明書には、戦場でもMSの部材を現地調達できるよう連邦のMSと部品を共有性のある構造にされてると記されている。 ブルーディスティニー1号機に搭乗前のユウ・カジマ少尉の搭乗機でもある。 ジムコマンド(S)(宇宙戦仕様) RGM-79GS ゲルググJに特に見せ場なくやられていったMS達。 カタログスペック上ではガンダムに匹敵するはずだったのだが、そこはパイロットの技量の差か。 当時の連邦軍MSの中で、最も空間戦闘に長けたMSであるとされており、ブルーディスティニー3号機を失ったユウ・カジマ中尉の搭乗機(赤い部分を青く塗装したカスタム機)となっており、当機でア・バオア・クー攻略戦に参加している。 ジム寒冷地仕様 RGM-79D ジムの寒冷地用機。間接駆動部に防寒カバーが施されている。 0080連邦系では珍しい、通常ジム系列の四角い盾を持つ。 マシンガンはスターリングSMG、イギリスのステンマシンガンに似た専用のものと、ジムコマンド系列のブルパップ(90mm)・マシンガンものを使用。 作中では1話冒頭、北極基地を強襲したサイクロプス隊の迎撃に出撃している。 …が、手首を撃たれて暴発した自分のマシンガンで穴だらけになったり、ガルシアに首根っこ捕まれてコックピットを狙い撃ちされたり、いいとこなし。 アレックスの入ったシャトルを狙っていた、アンディのハイゴックを仕留めたのが唯一の戦果か。 ジムスナイパーⅡ RGM-79SP 1年戦争時における地球連邦軍最強の量産機。 スナイパーと名がついているものの、別に狙撃専門という訳ではなく「遠距離ビームライフルにも対応可能な高性能ジム」という位置付けのようである。また本シリーズでのSPAの様に高出力で射出する場合は、機体とは別にジェネレーター発生装置による外部からの供給および冷却材等のサポートが不可欠となる。その場合、移動はできないので遮蔽物等がないと遊撃隊に対してはほぼ無防備といえる。 両軍を通じても量産機としてはとにかく抜きん出て高性能な機体で、『機動戦士ガンダム ギレンの野望』シリーズを初めとして近年のガンゲー作品でも一年戦争のジム系MS最強の地位を不動の物にしている。 無論、本作ガンダムバトルシリーズでも比較的早期に手に入る上に機体性能も優れている初心者救済の機体である。 この様に最近の各ゲーム、ガンダム系雑誌や攻略本等の書籍においては、本機の武勇伝や人気が多く伝えられており、ファンの間からもキット化を待望されてはいるものの、…映像初出作である『0080』劇中では強襲用MSケンプファーによってガンキャノン量産型と一緒に秒殺されている。 …誇張の類では無く、本当に出撃してバイザーを稼働させ宙に舞っている次のシーンでは既に消えている。つまり正確には撃墜シーンすら無いのである。この間僅か3~4秒程しか無い。この為活躍した印象は極めて薄い、というか何の為に出たのかすら不明なレベルである。 「でも撃墜シーンが無いって事は無事かも知れないじゃない」という反論も時折聞かれるが、劇中ではしばらくして『スカーレット隊、全滅!』というセリフが入るので、普通に考えて撃墜されたと考えるのが妥当であろう。 どれ程後付でバリエーションを増やしたところで、やられることで劇中に華を添えるジムという存在は、いわば時代劇の斬られ役でしかない様だ。 とにかく酷い扱いであるが、一応『08小隊』劇中でおなじ狢である陸戦型ジムスナイパーが非道なビーム狙撃でザンジバル級を改装した病院船を撃沈し、アプサラスⅢやガンダムEZ-8を行動不能にしており、これらがジムスナイパーバリエーション機としての数少ない活躍(悪い意味で)の場だったといえよう。 但し漫画『機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles』や『機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊』ではやはり撃破シーンの方が目立っており、どうにもこうにも「中途半端なかませ犬」という様なマイナスのイメージが付きまとっている気がしてならない… 余談だが、ゲームで携行しているロングレンジビームライフルはPS2用ゲーム『機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙』で追加されたもの。元々は先述の陸戦用ジムスナイパーが携帯していたもので、本機は使用していなかった。ちなみに『0080』作中ではジムコマンドと同じブルバップライフル装備で出撃している。 ジオン軍 ザクⅡ改 MS-06FZ マ・クベ大佐(以下、マ)が発案した統合整備計画にて改修されたザクⅡの最後期型。 FZ型と呼ばれる事もある。出力が大幅に向上されており、限定的ながらホバー走行が可能。 しかしタンクの量が変わらないため、稼動時間が本来の半分程度しかない。 マシンガンの口径も本家より小さいが、集弾性と携行弾数は向上しているうえ、対MS用に作り直されたものを使用している。 総合的な性能はドム以上ともゲルググ並みともされ、マを彷彿とさせるネチネチ戦術でガンダムを追い詰め、最後に漢のヒートホークでブッ倒した史上初のザクである。(U.C.の時間軸で考えると、ゲラート・シュマイザー専用ザクIに続いて2機目であり、初ではない…が映像作品では初)。 このようにバーニィの大金星のお陰で特に記憶に残るザクの一つだが、変わりに機体設定もいまいち安定していない。 ザクⅡ改(FH) MS-06FZ ザクⅡ改の頭部をナチスドイツ形状のヘルメットに変更したバリエーション機。 後のギラドーガに繋がるフリッツヘルムである。 旧キットの説明書ではこのFH仕様がパイロット達に好評だったらしいが、 それはドイツ好きの出渕裕にとってでは・・・? 本シリーズでは特徴的な武装がないため、外装(ドイツ兵っぽさ)と相成ってエースとしてではなく、一兵卒として戦うのも一興。 作中での出番はかなり少ない。 余談だがGジェネ魂では角付きに代わって本機が指揮官機になっている。 リック・ドムⅡ MS-09R2 統合整備計画に基づくリック・ドムの後期生産型。 Ⅱと書いてドイツ語のツヴァイと読ませるあたり、ドイツ好きの出渕裕らしい。 0080作品の機体では唯一、0083にも登場している。 流石にゲルググJも0083に出したら完全なるオーパーツ扱いだろう。 リック・ドムⅡ(G) MS-09R2 ザクⅡ改に擬態(色的な意味で)したリック・ドムⅡ。 原作では一瞬程度の登場しかしていないので、知らない人も多かったが最近ケンプファーと同時にプラモデルHGUCとしてキット化された為知った人も多いと思われる機体。地上用にチューンされている。 ゲルググJ MS-14JG 統合整備計画に基づくゲルググの改修型。 Jと書いてイェーガーと読む、やはりドイツ語である。その心はJÄGER=猟兵。 劇中に於いて一機のみ登場した。それ故「誰かの専用機」の噂もある。 その名の通り狙撃性能やそれに伴う姿勢制御性能の向上が図られており、ロングレンジビームライフルとしても使用可能な高出力&高精度のビームマシンガンが特徴。本作でも公国軍側としては数少ない狙撃ビーム持ちのMSとして非常に使いやすい機体になっている。 また攻撃面だけで無く、スラスター総推力も従来のゲルググより3倍近くに増え、アポジモーター数は連邦側の空間戦闘機であるジムコマンド(S)の14基を遙かに越える24基を搭載するなど、こと空間戦闘にかけては一年戦争期の両軍通じて随一の性能と評価されている。『ギレンの野望 ジオンの系譜』では宇宙専用機だったが、本作ではお堅い決まりがなく宙地どちらでも使える。 ちなみに格闘武器はビームナギナタから普通のビームサーベルに変更されている。 数値だけを見るならアレックスと同等かそれ以上の高スペックであり、劇中でも無名のパイロットがコロニー防衛のMSを悉く撃墜するシーンが印象的であった。 しかしこれだけの高性能機を自在に操るには、素ゲルググでも苦戦していた学徒兵やこれといった実力を持たない並の操縦技術の軍人では無理だろ…常識的に考えてであり、この点もまた誰かの専用機(特にシン・マツナガ)という噂の根拠になっている。 実はSDガンダムのとある話でSD達が一年戦争に巻き込まれた話では緑色(ノーマルのゲルググカラー)が登場している。 最近のゲーム作品では、ジムスナイパーⅡと双璧を成すジオン最強の量産型として扱われる事も多く、エースパイロットでもあるマツナガもPS2用ゲーム『めぐりあい宇宙』のエースパイロットモードでは上記の話を踏まえてifとして専用カラーのこの機体に乗り、ア・バオア・クー防衛戦に参加したとかしないとかである(但し本シリーズでは高機動型ゲルググ)。 だがまぁ幾ら何でもネオジオンのリゲルグよりもスラスター総推力が高いのは明らかにやりすぎだろう。『0080』といい『0083』といい、(現実世界に元となる兵器が存在しないとはいえども)前後の開発時期を無視した無茶なスペックの付け方は「ガンダム開発計画→Ζ計画群への技術フィードバック周辺の設定混乱」の様な更なる後付けを呼ぶだけとなる筈である。 ハイゴッグ MSM-03C 流石ゴッグの発展機。 とはいうもののゴッグの面影はあまり見られない。 むしろカプールに近い、というかこいつが発展してカプールになる。 武装面では強力なクローや速射可能なメガ粒子砲に魚雷にマシンキャノン、 果てはミサイルやジェットパックを初めとする様々なオプションなど、 ジオン軍の水陸両用型MSの集大成とも言える装備を誇っている。 作中ではミーシャ・アンディ・ガルシアが搭乗し、北極基地の奇襲を実行。基地守備隊を圧倒した。 しかしながら重装甲を廃し運動性能向上させた機体なので「なんともないぜ!」と言うわけにはいかず、シャトル攻撃を強行したアンディはジム寒冷地仕様のマシンガンの直撃をコックピットに受け戦死。屈強なジオン水泳部の中でも数少ないマシンガン掃射で撃破された機体である。 ゲルググJのところで書いたSDガンダムのその話ではゴッグカラーで登場している。 しかしそのジオンらしからぬシャープな外見はケンプファー同様に今尚人気が高い。 ズゴックE MSM-07E サイクロプス隊隊長のハーディ・シュタイナー大尉がNT-1打ち上げ基地奇襲に用いた 統合整備計画に基づくズゴックの発展型。 EはExperiment(試験)の略であり、強化試験型である事を意味している。 元々完成度の高いズゴックを基にしている事もあって、1年戦争の中でも特に完成度の高いMSとして評価されている。 SDガンダムで登場した時はズゴックカラーで登場している。 シュタイナーと同様に各部隊の隊長格に配備され、活躍したといわれている。 ケンプファー MS-18E 高機動と火力集中による一撃離脱戦法を得意とする強襲用MS。 ニュータイプ専用機であり開発途中で戦線に投入されたMSN-02を除けば、「MS-18」とはMS-05より始まったジオン公国軍謹製のMSナンバーモビルスーツとしては最終型番であり、これに続くのがギラドーガである。 ………はずだったが、MS-19という機体は存在する。ただ、知名度が極端に低いため知らない人が多いだけである。 一年戦争末期に発動された、連邦軍のNT専用MSの奪取か破壊を目的(これに失敗した場合はその機体が搬入されていたコロニーごと核でブッ飛ばすという無茶苦茶な善後策も入っていた)とした極秘計画「ルビコン作戦」の最終局面にて使用された。 ・搭載兵装がビームサーベルを除き総て実弾。・その内訳は頭部60mmバルカン(劇中未使用)、ショットガン(ヤクトゲベール)、ジャイアントバズ×2、シュツルムファウスト×2、チェーンマインの燻し銀的な内容。・パイロットのミーシャは凄腕だがイケメンとは極北に位置するメタボ&アル中ピザハゲ親父と、BMI値の高いガノタ達も感情移入しやすい。・兵装と推力は凄いが装甲が紙(但し装甲も厚いという説もある。一般的には紙説が有力。詳細は後述)というハイリスクハイリターンな機体設計である。・劇中では、リボーコロニー内にて、地球連邦軍コロニー駐留MS部隊「スカーレット隊」やサイド6(リーア)が独自に保有する自衛軍であるリーア軍を単騎で全滅せしめる等の鬼神の活躍ぶり。 等の理由から、昨今のイケメン&ガンダムだらけなガンダム作品を嫌うガンダムファンからはそのスパルタンな外見と実弾兵装の塊という漢らしさによって、ジオン軍MSの中でもグフ並に崇められて高い人気を誇る。 本機体最大の弱点である「装甲の薄さ」についてなのだが、実は元々装甲云々については詳しい公式設定が存在していなかった。が、最近では「あまりに特化させすぎた為主要部分以外の装甲は紙同然…」という設定にいつの間にか変更されている。 詳しい経緯は不明なのだが、やはり先述したガンダム定番のビーム兵器ではなく実弾兵器のガトリングで撃破されてしまった事が響いているようだ。 実際のところそう弱い武器ではないのだが、実弾連射兵器→(ガンダムに全然効いて無かった)ザクマシンガンの類→弱ぇえwwwwwうぇうぇwwwという連想式は如何ともし難い。世に出た当初は出力低下を避ける為に敢えてビーム兵器を排除して大量の実弾武器に身を固め、それらによる大火力と高機動性、重装甲を併せ持つ(但し稼働時間が非常に短い)という特攻兵器の様な機体だったのだが…。とはいえ設定変更後も特攻兵器じみている事は余り変わらない。 決してワンオフ機では無く、統合整備計画後に基づいて設計された為、町工場レベルの作業施設でバラバラに搬入しても数名で機体を組み立てられる程のずば抜けたメンテナンス性の高さを持つ。実際に町工場で組み立てられて出撃し、ビーム兵器を備えた連邦軍の官製MS達を実弾兵器のみで次々に瞬殺してる姿からプロレタリアートの鑑とも賛美されている。しかし、最終的にはチェーンマイン一本でターゲットを巻いて起爆すれば破壊できると踏んだのが大きな誤算で、アレックスのチョバムアーマーを破壊したに止まり、続くアレックスの反撃ターンで腕部90mmガトリング掃射によりミーシャ諸共全身蜂の巣にされている。 元々特殊部隊向けの機体らしいが、戦後も数機が出回ったらしく、漫画『C.D.A 若き彗星の肖像』でジェネレータ内蔵式大型ビームライフル装備型や『Ecole du Ciel -天空の学校-』にて外観が異なるプロトタイプ(こちらは大型の重マシンガンを装備)等が登場している。 因みに機体名の「KÄMPFER」とはドイツ語で「闘士」を意味する、というのは有名だが、これはアレックスの項においても出した『0080』メカニカルデザイン担当の出渕裕が業界でも有名な重度のドイツ軍フリークであった為、それまで何となくドイツを想起させる程度または非公式な二次創作作品にて散見されていたジオン軍のドイツ軍風リファインを、映像作品にて敢行してしまったという事実の一種の象徴として扱われている。尚ガンダム世界に於いては「ジオン軍のMSの機体名では数少ない、機体そのものの名称に有意味語の名称が用いられた機体でもあり、戦争末期の混乱振りが伺えるともいえる。」という理由にてドイツ語が使われた事となっている。 これ以降、ガンダム作品においてはジオン公国という存在にどことなくドイツ軍っぽい雰囲気やドイツ語の単語が入り混じる事となる(次回作OVA、『0083』やフルCG作品『MS IGLOO』、ガンダムエースにて現在連載中の『ギレン暗殺計画』等は特にその傾向が顕著)。
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機動戦士ガンダム/第08MS小隊 Blu-ray メモリアルボックス Blu-DayBOX発売日:2月20日 一年戦争のリアルな地上戦を故・神田武幸監督と故・飯田馬之介監督が ミリタリーテイスト満載に描いたガンダムOVAシリーズが、 完全新作ショートフィルムを収録した豪華メモリアル仕様で待望のBlu-ray BOX化! 「08MS小隊、始動! 」 2013年収録。機動戦士ガンダム 第08MS小隊の新作ショートフィルム。 http //www.08ms-team.net/blu-ray/memorial.html 監督 綿田慎也 脚本 大河内一楼 絵コンテ・演出 綿田慎也 キャラクターデザイン 川元利浩 メカニカルデザイン 大河原邦男、カトキハジメ、山根公利 作画監督 千葉道徳、金世俊 美術監督 池田繁美 美術ボード 丸山由紀子、高山八大 美術設定 池田繁美、大久保修一 色彩設計 サイトウチヅエ 撮影監督 田中唯 特殊効果 村上宜隆 モニターグラフィック 関香織、宮原洋平 編集 野尻由紀子 音響監督 浦上靖夫 音響効果 松田昭彦 ミキサー 内山敬章 アシスタントミキサー 田口信孝 設定制作 大久保朋 アニメーション制作 サンライズ ■関連タイトル 機動戦士ガンダム/第08MS小隊 Blu-ray メモリアルボックス 機動戦士ガンダム 第08MS小隊 オフィシャルアーカイブ HGUC 1/144 RX-79[G]Ez-8 ガンダムEz8 廉価版 G-SELECTION 機動戦士ガンダム/第08MS小隊 DVD-BOX 初回限定生産 SUNRISE ART WORKS/機動戦士ガンダム第08MS小隊 OVAシリーズ Blu-ray 機動戦士ガンダム/第08MS小隊 ミラーズ・リポート フィルム付き初回限定版 オリジナルサウンドトラック 機動戦士ガンダム 第08MS小隊 REPORT.1「所要時間3時間23分」 「機動戦士ガンダム第08MS小隊」~レコーディッド・イン・プラハ 角川スニーカー文庫 大河内一楼/機動戦士ガンダム第08MS小隊〈上〉 コミック版 飯田馬之介/機動戦士ガンダム第08MS小隊U.C.0079+α 1 フィギュア・ホビー:機動戦士ガンダム 第08MS小隊 HGUC 1/144 MS-07B3 グフカスタム
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地球連邦軍 ガンダム 第1話『ガンダム大地に立つ!!』で登場 説明不要過ぎて逆に説明に困る機体。 プロトタイプガンダム MSVで登場 RX-78-1、つまりはガンダム1号機。 格闘武器はガンダムハンマー。 ガンダム(MC) 前述の「ガンダム」にマグネット・コーティングを施した機体。 ア・バオア・クーの最終決戦仕様。 G-3ガンダム 小説版で登場。RX-78-3。 今作ではちんちくりんステッキことビームジャベリンを持っている。 フルアーマーガンダム MSVで登場 ガンダムに装甲と武器を追加した機体。 ガンキャノン V作戦によってガンダム、ガンタンクと共に開発された機体。 中距離砲撃用MS。 ガンタンク 脚部が無限軌道であり、MSと戦車の合の子。 長距離支援用の機体。 ジム 第29話『ジャブローに散る!』で登場 連邦の量産機。ここからジムタイプは量産機として続いていくこととなる。 ボール 動く棺桶。丸い棺桶。宇宙用作業ポッド。 前作でのコールボールはインパクト、性能ともに秀逸。 ガンダムLS 最終話である第43話『脱出』にて、ジオングに頭部・左腕を破壊されたガンダム。 LSは「ラストシューティング」の略。SPAは必見。 ジム(WD) ドリームキャストオリジナル部隊。 少数精鋭部隊で、肩にディンゴのエンブレムでカラーリングは灰色。 性能自体はジムと同等。 搭乗者は マスター・P・レイヤー中尉(隊長) レオン・リーフェイ少尉 マクシミリアン・バーガー少尉 ジムキャノン(WD) ドリームキャストオリジナル部隊。 少数精鋭部隊で、肩にディンゴのエンブレムでカラーリングは灰色。 ジムにショルダーキャノンを装備させ火力を向上。 従来のジムキャノンと違い、シールドを装備している。 ガンキャノン量産型(WD) ドリームキャストオリジナル部隊。 少数精鋭部隊で、肩にディンゴのエンブレムでカラーリングは灰色。 両手にマシンガンを持つという奇抜な事をした。 おかげでガードは自分の腕で、ドリキャス時代 ガードをすると腕がもげ、マシンガンが1本減るという仕様に・・・ 「攻撃は最大の防御」を心情としないとすぐ死ぬ機体だった ジム・スナイパーⅡ(WD) ドリームキャストオリジナル部隊。 少数精鋭部隊で、肩にディンゴのエンブレムでカラーリングは灰色。 ドリキャスゲーム内後半で搭乗。 驚異的なサーチ能力と狙撃能力で威力を発揮。 ヴィッシュ・ドナヒューが搭乗するゲルググと死闘を演じる。 ジオン軍 ザクⅡF型 いわゆるザク。 これまた説明不要過ぎて説明に困る機体。 ザクⅡS型 ザクにツノをつけたもの。 ジオンの伝統として、隊長機には角をつけることになっている。 ザクⅡS型(CA) 言わずと知れたシャアザク。 赤と思われがちだが、実際の色はサーモンピンク。 高機動型ザクR-1型 MSVで登場したザクの改良機 メンテナンス面から量産化が見送られた。 白いカラーのはシン・マツナガ機である。 高機動型ザクR-1A型 MSVで登場。 上記R-1型の改良版である。 高機動型ザクR-2型 MSVで登場 見た目こそザクだが、中身はもはやそう呼べないほどの傑作機である。 …が、生産性の低さのため4機しか生産されていない。 真紅のジョニー・ライデンの機が有名。 ザクキャノン MSVで登場 ザクⅡの陸戦型(ザクⅡJ型)を、砲撃戦用に改修した機体。 今作ではビッグガン・トンファーやスモークなど、特徴的な武装を多数持つ。 ザクⅡ(CD) 第15話『ククルス・ドアンの島』に登場した、ククルス・ドアンのザクⅡ。 アニメの作画を再現し、顔がほっそりしているのが特徴。 他ゲームでは金色に光るハイパーモードがあったりするが、残念ながら今作では搭載されていない。 ザクⅠ 人類初のMS。 単純に「ザク」と言う場合はザクⅡのことを指し、本機は「旧ザク」と呼ばれて区別される。 原作では第3話のガデム機が印象的。 ザクⅠ(3S) MSVで登場 黒い三連星用のザクⅠ。 三連星はこの機体でレビル将軍を捕らえた。 グフ ランバ・ラルが乗り込んだ地上戦用MS。 「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」 ドム 黒い三連星が乗り込んだ高機動MS。SPAは圧巻 ゴッグ 「流石ゴッグだ。なんともないぜ!」 ズゴッグ ジオンの水陸両用MSでもメジャーな機体。 一年戦争を舞台にした数々のゲームで活躍する名機。 ズゴックS型(CA) シャア専用ズゴック。 アッガイ アッガイたん。 赤鼻の愛用機 ゾック 移動砲台としての役割を担う重MS。 某漫画版ではマ・クベが乗って宇宙を駆けたこともあるが気にしない方がいいだろう。 ジュアッグ アッグガイ ゾゴック アッグ 削岩用MS そもそもMSV扱いして良いかすら怪しいアッグシリーズ。 リック・ドム WB隊が12機のリックドムを3分で全滅させた事で有名 リック・ドム(CA) 小説版に登場。謎の武器ビームバズーカを操る。 ギャン ゲルググ ジオン軍が初めて携帯ビーム兵器を搭載したMS。 ゲルググS型 劇中には登場していない為MSV? ゲルググS型(CA) 高機動型ゲルググ(JR) ジョニー・ライデンが乗り込んだ紅いゲルググ MSV ゲルググキャノン MSV サイコミュ高機動試験用ザク MSN-01。ジオングの雛型。 MSV ジオング MSN-02。シャアがア・バオア・クーで乗り込んだNT専用MS。ガンダムを撃破する。 パーフェクトジオング MSVにて登場した、ジオングの完成状態。 Pジオング。パオング。 SPAはどこからともなく剣を繰り出す。 こちらの方の元ネタは『プラモ狂四郎』。 グラブロ フラナガン・ブーンが乗る水中用MA ビグロ ザクレロ 出来損ない?? ブラウ・ブロ シャリアブルの搭乗機 エルメス コックピット内が個性的?NT専用だけに ビグ・ザム 「足なんて飾りです!」を真っ向から否定するMA。性別は♀ Iフィールドを持ち、長距離ビームなどどうということはない。 空中チャージ格闘は必見。 アッザム アッザムリーダーは無敵??(笑) ザク・マインレイヤー MSV
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ユニット 図鑑 機体名称 COST EXP SIZE HP EN 攻 防 機 移 宇 空 地 水上 水中 SFS 防御 交換ポイント 計算用サイズ A1 ガンダムMk-II試作0号機 50000 600 M 10000 120 250 160 235 6 B - B - C ○ ○ A2 ガーベラ・テトラ改 37500 600 M 13000 120 200 200 230 6 B - B - C ○ × 登場2種 前の『その他ガンダムゲーム作品』へ行く 次の『機動戦士ガンダム 戦場の絆』へ行く
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機動戦士ガンダムSEED 名前 射撃 格闘 反応 守備 覚醒 指揮 魅力 CA MS1 MS2 MS3 MS4 性格 COST CV キラ・ヤマト(C.E.71) 25 25 30 23 22 9 10 SEED 移動後攻撃 攻撃UP 移動力UP チャンスステップ無限 標準 41200 保志総一朗 ムウ・ラ・フラガ 27 22 23 26 27 10 8 エンデュミオンの鷹 移動力UP 強制帰艦 射程UP 被弾時経験値UP 標準 39500 子安武人 マリュー・ラミアス(C.E.71) 20 10 22 17 0 11 11 気合 命中・回避10%UP 攻撃UP 強制帰艦 HP・EN20%回復 標準 30000 三石琴乃 ナタル・バジルール 22 13 20 19 0 12 7 強固 命中100% 強制帰艦 自由捕獲 被弾時経験値UP 冷静 30400 桑島法子 ミリアリア・ハウ(C.E.71) 16 6 10 8 0 7 8 情報解析 範囲HP回復 テンションUP 指定ダメージ 命中・回避10%UP 標準 18900 豊口めぐみ アーノルド・ノイマン(C.E.71) 13 13 22 10 0 5 7 操艦センス 回避100% 移動力UP ビーム軽減 チャンスステップ無限 標準 22600 千葉一伸 コジロー・マードック 7 7 11 15 0 5 6 機械技術 範囲EN回復 攻撃UP 被弾時経験値UP HP50%回復 標準 18400 中嶋聡彦 デュエイン・ハルバートン 22 9 12 15 0 10 8 熟練 - - - - 標準 スカウト不可 龍田直樹 ムルタ・アズラエル 5 5 5 5 0 11 6 エリート - - - - 標準 スカウト不可 檜山修之 オルガ・サブナック 25 21 23 21 20 6 8 ブーステッドマン 攻撃UP テンションUP 指定ダメージ 射程UP 強化 35900 小田井涼平 クロト・ブエル 23 23 25 19 20 6 8 ブーステッドマン 攻撃UP テンションUP 移動力UP 射程UP 強化 35900 優希比呂 シャニ・アンドラス 21 25 23 21 20 6 7 ブーステッドマン 攻撃UP ビーム軽減 MP吸収 射程UP 強化 35900 Shunn ラウ・ル・クルーゼ 28 28 25 20 27 12 11 空間認識能力 射程UP 攻撃UP 自由捕獲 指定ダメージ 冷静 42000 関俊彦 アスラン・ザラ(C.E.71) 28 25 25 25 22 12 10 SEED テンションUP 移動力UP 命中100% ガンダムキラー 冷静 40000 石田彰 イザーク・ジュール(C.E.71) 19 21 20 19 0 10 7 逆襲 被弾時経験値UP 強制帰艦 テンションUP 攻撃UP 激情 31700 関智一 ディアッカ・エルスマン(C.E.71) 22 18 19 18 0 6 7 冷徹 自由捕獲 HP・EN20%回復 攻撃UP 射程UP 勝気 29000 笹沼尭羅 ニコル・アマルフィ 20 20 16 16 0 7 12 真面目 範囲HP回復 回避100% 移動後攻撃 命中・回避10%UP 標準 29600 朴璐美 シホ・ハーネンフース 21 17 20 17 0 7 13 ホウセンカ 攻撃UP 命中・回避10%UP 移動後攻撃 射程UP 勝気 コレクション80% 大本眞基子 ミゲル・アイマン 19 23 19 18 0 9 8 好戦 - - - - 勝気 スカウト不可 西川貴教 カガリ・ユラ・アスハ(C.E.71) 18 18 18 19 10 10 12 チームワーク ACEポイントUP 隣接HP回復 攻撃UP テンションUP 勝気 32800 進藤尚美 ウズミ・ナラ・アスハ 5 5 5 5 0 11 9 威風 - - - - 標準 スカウト不可 大川透 レドニル・キサカ 20 18 20 22 0 10 7 寡黙 - - - - 標準 スカウト不可 千葉一伸 アサギ・コードウェル 17 17 17 17 0 6 8 軽快 命中・回避10%UP 攻撃UP 指定ダメージ テンションUP 勝気 25500 松本さち マユラ・ラバッツ 16 17 18 17 0 5 8 軽快 命中・回避10%UP 移動力UP チャンスステップ無限 テンションUP 勝気 25300 倉田雅世 ジュリ・ウー・ニェン 18 16 17 16 0 5 8 軽快 命中・回避10%UP 自由捕獲 被弾時経験値UP テンションUP 標準 25000 佐藤ゆうこ ラクス・クライン(C.E.71) 12 8 20 14 15 12 15 歌姫 チャンスステップ無限 広範囲HP回復 強制帰艦 射程UP 冷静 28700 田中理恵 アンドリュー・バルトフェルド 20 24 21 26 0 13 8 砂漠の虎 攻撃UP 移動力UP 自由捕獲 HP50%回復 勝気 34600 置鮎龍太郎 マーチン・ダコスタ 18 16 18 19 0 7 6 補佐 - - - - 標準 スカウト不可 笹沼尭羅 ハロ(ラクス) 15 15 15 15 0 7 7 機械技術 - - - - 軟弱 スカウト不可 三石琴乃 『∀ガンダム』『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』
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機動戦士ガンダム 第08MS小隊 名前 射撃 格闘 反応 守備 覚醒 指揮 魅力 CA MS1 MS2 MS3 MS4 性格 COST CV シロー・アマダ 18 18 22 29 0 10 8 熱血 テンションUP 被弾時経験値UP HP50%回復 再行動 勝気 33700 檜山修之 テリー・サンダースJr 19 16 20 21 0 6 5 悪運 物理軽減 HP・EN20%回復 テンションUP 射程UP 軟弱 27800 玄田哲章 カレン・ジョシュワ 17 19 15 18 0 7 8 強固 MP吸収 攻撃UP 命中100% 隣接HP回復 標準 27800 小山茉美 アイナ・サハリン 21 16 19 19 0 7 13 単独行動 範囲HP回復 強制帰艦 移動力UP 射程UP 標準 31300 井上喜久子 ギニアス・サハリン 23 15 15 21 0 8 8 機械技術 指定ダメージ EN吸収 移動後攻撃 攻撃UP 冷静 31500 速水奨 ノリス・パッカード 24 25 25 26 0 12 7 豪傑 命中100% 自由捕獲 HP・EN20%回復 テンションUP 冷静 38500 市川治 『機動戦士ガンダム』『機動戦士ガンダム MSIGLOO』
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アルトロンガンダム(EW版)ALTRON GUNDAM (Endless Waltz Ver.) 登場作品 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 型式番号 XXXG-01S2 全高 16.4m 重量 7.5t 所属 マリーメイア軍 武装 バルカン砲ツインビームトライデントドラゴンハング 搭乗者 張五飛 【設定】 アルトロンガンダムのOVA版「エンドレスワルツ」仕様。 TV版との主な違いはドラゴンハングの大型化やシールド、ビームキャノン、火炎放射の削除などがあげられる。 特にドラゴンハングはクローの展開方式が縦方向から横方向になったことで、より大きな標的をつかむ事が出来るようになった。 また腕自体を伸ばすのではなく、腕とドラゴンハングを繋ぐ延長アームを伸ばす方式に変更した事で、例えばドラゴンハングの伸縮部分を破壊された場合、TV版では腕が無くなってしまうので戦闘不能になるに等しいが、EW版ならばトライデントとバルカンによる戦闘継続が可能。 元々、近距離戦を重視した機体だったがこの変更によりさらにウェイトが傾いた(というか射撃戦があまりできなくなった)…はずだがドラゴンハングがTV版以上に異常に伸びるようになったので実際はあまり変わってないかもしれない(*1)。 ナタクとはパイロットの五飛の妻(故人)の自称であり、道教の神の名前「哪吒太子」こと「哪吒」のことで、L5コロニーにおいても英雄として広まっている模様。 五飛は自機に妻の魂が宿っているとしTV版の頃からこう呼んでいたもので正式名称はTV版は「アルトロンガンダム」、EW版は「アルトロンガンダム(EW版)」、「ガンダムナタク」は前述の理由とプラモデルやゲームでTV版と区別するための呼称として使われているが、近年は正式名称がメインになりつつある。 なお、漫画「敗者たちの栄光」では前述のビームキャノンがウィングと共に復活している。 【武装】 バルカン砲 頭部の2門を内蔵している機関砲。 ツインビームトライデント 三叉のビーム刃を形成する接近戦用のビーム兵器。 ドラゴンハング 両腕部に装備されているガンダニュウム合金製の大型クロー。 延長アームにより中距離戦にも対応できる他、シールドとしての役割も兼ねている。 【原作の活躍】 ガンダムパイロットで唯一太陽での破棄を拒否し五飛が残しておいたガンダム。 ヒイロ・ユイが駆るリーオーを退けた後宇宙でウイングガンダムゼロ(EW版)と激闘を繰り広げつつ大気圏突入し地球に降り立つ。 その後ドロシー・カタロニアに促され抗議行動に踏み切った民衆と共にブリュッセルに姿を表し民衆と共にマリーメイア軍を武力行使することなく追いつめる。 紛争が終結した後五飛自ら揚子江付近で自爆させた。 【搭乗者】 張五飛 CV:石野 竜三 元コロニーの工作員。 トレーズ・クシュリナーダとの決闘から1年後。 戦士の生きる道が無くなった事、戦った者達を知らず安穏と平和を享受する市民への強い嫌悪。 そして拭いきれないトレーズへの敗北感から自ら悪となり正義を確かめるようとする。 アルトロンガンダムと共にマリーメイア軍に参加、ヒイロと2度にわたって対決。 ヒイロに再び悲劇を繰り返すのかと問われ自分がやっている事がかつてのOZと変わらないということを悟り、ブリュッセルにて自らの意志で立ち上がった人々(意思表示という戦いをする姿)を見てトレーズに対する葛藤にピリオドを打つ。 その後、他のガンダムパイロット達とは別の場所(竜一族の故郷)で機体に宿る亡き妻妹蘭の魂の安らかな眠りを願い、ナタクを自爆させる。 その場に現われたサリィの誘いに応じプリベンターに所属する事になり、以後各地に残っていた軍の工場などの処分をしている。 【原作名台詞】 「貴様らは正しいのかと聞いている!」 「俺は、犠牲の上に成り立つ平和という名の正義が本当に正しいか確かめたいだけだ!そのために、俺は悪になる!人類は変わらなかった。倒すべき敵を倒しても地球は何も変わらなかったんだ!」 「だから戦士は要らんのか!?戦争のためだけに生きた兵士は切り捨てるのか!?」 「違う! 俺は今でも、ヤツと戦っている!」ヒイロの「トレーズはお前が倒したんだ」に対して。あの結末は今でもトラウマになっているようだ。 「またあれが繰り返されると言うのか……。」「あれ」とは五飛が住んでいたL5コロニーの自爆事件のこと。 「戦いは兵士で決するものではないのだ、これで俺も戦いを捨てることが出来る…ふっ、さらばだトレーズ。」武器を持たない民衆が立ち上がり、マリーメイア軍を戦意喪失させた姿を見ての一言。そして自らの考えを改めた瞬間。 「ナタク…安らかに眠ってくれ。」全てが終わった後、共に戦った愛機を自爆させて。 【その他名台詞】 「心配するな、ブローデン。オレが人類の脅威になってやる」「BATTLEFIELD OF PACIFIST」(本編とEWの間の時間軸で展開された漫画)でのラストより。ブローデンとはトレーズ派の旧OZの士官で、五飛は彼を利用するつもりで近づいたが彼もまた人類の変革を目指す男であることを知り、やがて本気で協力するようになる。彼は部下の裏切りに遭い命を落とすが、五飛は彼の遺志を継ぐ事を決意。ここからEWでの動向に繋がる。 「…甘えるな! 自ら死を選ぶなど逃げにすぎん…! 貴様も男ならば最後まで戦い抜き、己の信念を貫き通してみろ…!」ゲーム『スーパーロボット大戦L』より。共演作品の『鉄のラインバレル(TVアニメ版)』(*2)「中島宗美」への説得。同作における「ナタクのファクター」の象徴とも言える場面。実はスパロボで全くの無関係の作品キャラ同士が「説得」するイベントはこれが初めてだったりする。 「事情があろうと寝返る奴を俺は信用しない!」スパロボでは訳あって自軍を裏切って敵対するキャラが度々現れるが、そんな彼らに向ける台詞。…EW視聴者やシリーズ経験者にとってはただのブーメラン発言である。 【VS.シリーズの活躍】 ガンダムVS.ガンダムNEXT PLUS 以前からWのガンダムで一人だけハブられてると同情の念を買っていたが、ウイングガンダムゼロ(EW版)と共に堂々参戦。 多くのプレイヤーが嬉しさの涙を流した(*3)。 ゲーム内ではコスト2000の格闘機体という位置づけだが中距離戦も可能。 特にメイン射撃であるドラゴンハングは格闘機にあるまじき誘導・威力で、更には弾切れも実質無い(伸びた腕が帰ってくるまでその腕が射出できない)という高性能。 ビームトライデントをブーメランのように投げつけるサブ射撃や、アシストのサーペントのマシンガンによる援護も強力。 各種格闘は言わずもがなで、強力なものが揃っており同コストの中ではトップクラスといえる。 中途半端な距離ではハングに喰われ、不用意な撤退はトライデント、近距離ではアシストを絡めた格闘が飛んでくると敵にすると中々厄介である。 余談だが、パイロットの五飛は戦闘中もたびたび正義を口にする。 様々な人間がいるガンガンでは馬鹿にされることも少なくなかったり。 特にマリーダには彼女が原作で使ったそのままの言葉で完全に言い負かされてしまった。 EXVSシリーズ ガンダムデスサイズヘル(EW版)のアシストとして登場。 クロスボーン・ガンダムX1改のアシストと同じ突進系でツインビームトライデントを振り回しながら近づいて連続突きを叩き込む。 拘束時間が長いので相手を動かして格闘への布石にしたり、コンボの〆に使い相手を運びつつ片追いに持っていく等使い方は幅広い。 尚、原作では五飛とデュオは敵対している筈なのに、何故アルトロンがデスサイズヘルのアシストとして採用されているのかは不明である。 時期に目をつぶればFBのヒルドルブよりはマシ(*4)だが… EXVS.2 デスサイズヘルのアシストがウイングゼロとヘビーアームズ改に変更された為、リストラされた。 原作で敵対していたからおかしかった…というよりも基盤変更により新しくモデリングを用意しなければならなくなり、手間を省くためリストラされたのだと思われる。 同じような立場にセラヴィーガンダム、ペズ・バタラなどがいる。 【勝利・敗北ポーズ】 勝利ポーズ 通常時 ツインビームトライデントを振り回す。 両腕のドラゴンハングを展開した状態でトドメ ドラゴンハングを展開する。EWのエンディングの再現。 敗北ポーズ 通常時 膝をつき、orzのポーズになる。 【その他の活躍】 スーパーロボット大戦 五飛といえばスパロボ等で毎度当たり前のように敵陣営にいたり(*5)、役に立たない性能(*6)と攻略本でいわれるような、W勢の中でかなり不遇な扱い(当時はニュータイプ以外のモビルスーツ乗りはだいたいそんなことを言われがちだったが)であったが、近年の作品では本来の切れ者な一面や妹蘭の夫であった点、歴戦の猛者としての面がクローズアップされ、昔の鬱憤を晴らすような活躍を見せてくれるようになった。 特に上記の『L』で共演した『鉄のラインバレル(TVアニメ版)』は「正義」がテーマになっており、彼が加入していた「加藤機関」(*7)首領「加藤久嵩」にトレーズのような精神を感じ同志として見守る立ち位置におり、その上同僚で上記の説得する相手は「妻を亡くしたことで正義に絶望した男」という五飛の対のような設定をしているなどあまりにも作品の世界観に馴染んでいることから「ナタクのファクター」と呼ばれ一部のwikiでは記事が作られ、動画サイトなどでは「五飛いないの?」「今回は原作漫画版だから」などネタにされてしまうことに。 それ以降はある程度(昔がひどすぎたのだが)扱いが良い傾向にあり、スパロボのW勢で一番注目されるキャラといっても過言ではない。 それ故に逆に「五飛を出すたびにクロスオーバーを期待されているため悩みどころになっている」とスパロボの偉い人がコメントしていた。 *
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登録日:2010/05/18 Tue 19 00 59 更新日:2024/04/30 Tue 20 29 16NEW! 所要時間:約 34 分で読めます ▽タグ一覧 02年秋アニメ 21世紀の1stガンダム HDリマスター化 MBS TBS ※土曜夕方18時です。 どうしてこうなった アナザーガンダム アニメ ガンダム ガンダムSEED ガンダムTVシリーズ ガンダムシリーズ ガンダムブランドのドラグナー ギスギスシーン多し グゥレイト! コズミック・イラ コメント欄ログ化項目 サンライズ ザフト スクロールED スパロボ スパロボ参戦作 パチンコ化 両澤千晶 佐橋俊彦 土6 地球連合軍 平井久司 愛憎 昼ドラ 昼ドロ 曇らせ展開の宝庫 機動戦士ガンダムSEED 民族浄化 福田己津央 種 終わらない明日へ 絶滅戦争 自由と正義 良曲多し 豊富な外伝 賛否両論 鬱アニメ 戦火の大地に、蘇れ!ガンダム! 機動戦士ガンダムSEED(シード) 2002~3年にかけてTBS系にてTV放映された『ガンダムシリーズ』の一作。全50話。 「SEED」が英語で“種子”という意味であるため、視聴者間では『種』の通称・略称でも呼ばれる。 ●目次 【概要】 【主題歌】 【あらすじ】 【登場人物】《主人公たち》 《Z.A.F.T.》 《地球連合》 《その他の勢力》 【用語】事件系用語 国家プラント 地球連合 中立 【登場兵器】《戦艦》 《モビルスーツ(MS)》 《モビルアーマー(MA)》 【客演】 【HDリマスター化】 【余談】 【概要】 歴代ガンダムシリーズの中でも所謂「アナザーガンダム」と呼ばれる作品群に属する作品。 TVシリーズでは20世紀作品の締めとなった『∀ガンダム』から数年振りに放送された。 従来の宇宙世紀以外のシリーズは『機動武闘伝』『新機動戦記』『機動新世紀』等のタイトルを使っていたが、本作では宇宙世紀以外のガンダムで初めて『機動戦士』が復活した。 以降、続編の『DESTINY』や『00』『AGE』『鉄血』『水星の魔女』も宇宙世紀ではない世界観ながら『機動戦士』を冠しており、 SDガンダムやビルドファイターズ等本流でない作品には使用しないという棲み分けがなされている。 「21世紀のファーストガンダム」と銘打たれ、初代『機動戦士ガンダム』のオマージュ要素がそれまでのアナザー作品に比べ強い。 特にストーリー中盤までと最終決戦の展開は初代のそれと似通っている。 また、本作同様初代のリニューアルを意図した作品であり、本作の監督である福田己津央が演出を務めていた『機甲戦記ドラグナー』と比較されることもままある。 実際に福田は「ドラグナーの経験がSEEDに活きた」「『SEED』『DESTINY』にドラグナーのリスペクトを込めた」と『ドラグナー』DVD-BOX収録のインタビューで発言している。 キャラクターは平井久司による線の細い今時の(あるいは放送当時らしい)イケメンや美少女を揃え、画面は非常に華やかで女性からの支持も高く、放送当時はそっちのファンを見込んだ関連商品も多かった。 この辺はガンダムW的とも言える。 折しも90年代末から2000年代初頭は社会現象化していた「エヴァ」ブームが終息してゆく陰で、地道に積み重ねていた「ガンダム」ブランドが再び勢いを増していた時期であった。 具体的に名前を挙げると ファーストのリメイク作「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」を看板に据えた「ガンダムエース」創刊 ガンプラではHGグフカスタムの成功から旧作キットをリメイクした「HGUC」シリーズが始動 ホビー誌「電撃HobbyMagazine」ではZガンダムの公式外伝でティターンズ主役という当時としては意外性に富んだ「A.O.Z. ティターンズの旗のもとに」が連載開始 据え置きゲーでは「ブルーディスティニー」から始まる一年戦争の外伝作や「Gジェネ」「ギレンの野望」シリーズがヒット アケゲーでは実は冨野の内諾を得たカプコンがバンダイには勝手に作ってた「機動戦士ガンダム 連邦vs.ジオン」が成功 といったところだろうか。 アニメ展開こそ『∀』から休眠していたが、そんな機運の中で「過去作から独立した、世界観から一新した」ガンダム完全新作として送り出されたのが本作、ガンダムSEEDである。 一方、ストーリーの軸に「民族紛争」「人種差別」を据えているため、ストーリー自体はガンダムシリーズ屈指の非常に陰惨な内容。 具体的に言うと………… 物語全体に漂う終末感溢れるギスギス感や殺伐ムード 差別意識や戦争の狂気に毒され、錯乱・発狂したキャラが見せる強烈な表情と発言のインパクト 話が進むにつれ徐々に明かされ、またエスカレートしてゆくタガの外れた敵愾心と、それが呼び込む腐敗や癒着 等々。 そもそもナチュラル側とコーディネイター側の戦闘目的が、突き詰めると敵対勢力(人種)の抹殺・絶滅であるため、対立してる主要二大陣営がお互い妥協する気ゼロの民族浄化目的での絶滅戦争をしているという、ガンダムシリーズ全体を見てもかなり希少な作品。 また『W』同様、某国に対する風刺が多分に含まれているであろう作品であり、そちらにシンパシーを感じる人々にとってはアレルギーを感じる作品であるため、見る前には注意が必要である。 他のガンダムシリーズでも中々お目にかかれない残虐兵器や鬼畜兵器が惜しみなく出てくるのも特徴の一つであり、 これまでガンダムシリーズで影の薄かった核ミサイルが出番・活躍共に一番物理的にも輝いている作品でもある。 この惨状を見て「ガンダムシリーズで一二を争うほど救いのない世界」「もしも南極条約がなかったら、一年戦争もこうなっていたのではないか」と恐怖する者もいたという(*1)。 90年代のルワンダなどのアフリカやユーゴスラビアなんかの泥沼紛争をも彷彿とさせるこれらの要素は、放映開始前年の9.11同時多発テロによって『「冷戦終結からはグローバルガバナンスの広まりによって少しずつ世界が平和に向かって努力を重ねている」という空気が吹き飛び、人種・民族・宗教間の対立や相互の憎悪や差別感情が表面化した』時代と合致し、 冷戦中の作品である初代 冷戦終結から間がない時期に放映された「平成のファースト」こと『ガンダムW』 との差別化となっている。 OPのシルエットの乳揺れや性行為を示唆する描写、戦闘では人間電子レンジに首チョンパなど、過激な表現がかなり多い。 放送時間帯に対してやりすぎだと批判される事も多いが、次番組も盛大に残酷描写をキメており、この時間帯では最早定番となった。 ただそのせいでテレビ放送版では過激すぎる表現を光や影で隠すといった処置もされている。 ただし、作中の主な描写や敵の行動などから、「救いが全く無く、破滅へ突き進むしかない世界」の様に言われていることもあるが、 主人公たちのようにそれを止めようとする勢力(人達)は存在するし、 劇中や続編でもわかるように場の雰囲気に呑まれることはあれども心底からの過激派は少数派であり、希望が全くない話や世界観ではないことも言及しておく(*2)。 総じて「色々と派手で過激」と言ってよさそうな作風もあってか、放送当時は元より今日でもインターネット上では現在でも大きく賛否両論な事で有名(*3)。 実際にアムロを演じた古谷徹が苦言を呈する、ベッドシーン描写などからBPOに苦情が入る、2ちゃんねるの新シャア板にはアンチスレが林立するなど、多方面で批判が展開されていたのは事実。 また、福田監督の発言が虚実入り混じって流布されたり(*4)、スタッフがブログで「製作首脳陣(主に監督と構成)の仕事の遅さに起因する製作の遅れ」を愚痴る(*5)など、現場はのっぴきならない状況(*6)になっていた。 それでも監督個人の問題については本作ではまだ軽い方で、続編になって発言の二転三転がより強く取り沙汰されるようになる。 女性受けを狙ったキャラクターや展開についても、ガンダムWとはまた違うベクトルに極まっており、 シリアスな笑いがあったそれに対して、本作は明らかにアナザーガンダムよりも上の年齢を狙っている節があった。 が、どちらかと言えば狙ったはずの既存のガノタ層やSF層よりも、それ以外の層に受けたという、ある意味Gガンと似たような感じになっていた。 (そしてアナザーの客層ともほとんど被っていないので完全に新しい顧客を多く開拓している) さらに主題歌やメカに関しては否定的な層からすらも一定の高評価を得ており、 批判的な意見を吹き飛ばすレベルで各種商業的な売上では初代ガンダムに追随するほどの売上を記録している。 また、平均視聴率も高水準を維持しており、本作を発起に同時間帯のアニメは通称「土6・日5」と呼ばれ、人気アニメの定番として知られるようになる。 放送中から外伝として『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』、メカ企画『ガンダムSEED MSV』などの連動企画を展開。 これらも初代やガンダム・ブームを意識し作中世界を拡げた気合の入った企画群であり、ASTRAYに関しては息の長い作品となった。 先述の通り90年代の『∀ガンダム』でガンダムシリーズの作品展開は一段落していたが、本作の大ヒットによって「ガンダムは終わったコンテンツに非ず」「ガンダムは今なお新しいものを生み出せる一線級の人気作品である」という事実を知らしめた(*7)。 この功績は非常に大きく、本作は既存作品群への新規ファン層開拓のみならず、『00』『AGE』『鉄血』などの、後に「新世紀ガンダム」と呼ばれる21世紀の新しいガンダム作品群の嚆矢ともなった。 【主題歌】 OP INVOKE-インヴォーク- momemt Believe Realize ED あんなに一緒だったのに RIVER FIND THE WAY ED(リマスター版) あんなに一緒だったのに~Retracs Distance 暁の車~Retracs FIND THE WAY 『あんなに一緒だったのに』は本放送同様「キラ」でロングバージョン。イントロ部分で静止画も追加されている。 リマスター版は3クール以降の以降のEDを『Distance』でほぼ統一。 ただし、オリジナル版で『FIND THE WAY』がロングバージョンで流れていた「たましいの場所」「終わらない明日(あす)へ」に関しては差し替えずそのまま流された。 前者に関しては尺合わせのため、スペシャルエディションで追加されたワンシーンをその回のエピローグとして挟んでいる。 また、『暁の宇宙(そら)へ』のエピソードでウズミがカガリを送り出して自決したシーンは、オリジナル版だと『暁の車』が挿入歌として流れ、 挿入歌が一旦切れてから改めてEDの『RIVER』を流していたが、リマスター版ではこの回のみEDを『暁の車』に変更し、 本編ラストシーンから流れ出した挿入歌をそのままEDとして流すという演出に変わった。 EDアニメーションもこの曲の主役であるカガリをメインとしたものが、この回限定で使われている。 挿入歌 Meteor-ミーティア- 暁の車(オリジナル版のみ) 【あらすじ】 ――C(コズミック).(・)E(イラ).71 地球連合とプラントが戦争状態に陥って11ヶ月が過ぎたある日、中立国オーブのコロニー〈ヘリオポリス〉がザフトの襲撃を受ける。 ザフトの目的はヘリオポリスで極秘建造中の連合製新型MSの強奪だった。 ヘリオポリスに住む学生、キラ・ヤマトは襲撃に巻き込まれ、連合軍将校マリュー・ラミアスにより新型MS『Gシリーズ』の一機〈ストライク〉に誘導される。 しかし、二人がストライクのコックピットに入る直前、一人のザフト兵士が向かってきた。 その兵士は幼い頃のキラの友人、アスラン・ザラだった――。 【登場人物】 《主人公たち》 ◆キラ・ヤマト CV.保志総一朗 ヘリオポリスにいた学生。 ザフトの襲撃に巻き込まれ、成り行きで戦う事になってしまう。 乗機 ストライクガンダム→フリーダムガンダム ◆アスラン・ザラ CV.石田彰 幼少期にキラと一緒にいた友人。 クルーゼ隊の隊員であり、プラント評議会議員パトリック・ザラの息子。 乗機 イージスガンダム→ジャスティスガンダム ◆ラクス・クライン CV.田中理恵 今作のヒロイン プラント最高評議会議長の娘であり、その美しい歌声と容姿から「歌姫」と呼ばれプラント内では高い人気をもつ。 アスランの婚約者であり、彼女の周りにはアスランの送ったハロが大量にいる。 ◆カガリ・ユラ CV.進藤尚美 ヘリオポリスでキラと出会った少女 男勝りな性格の一方で、女性らしい一面を持つ。地上の砂漠でゲリラ活動を行っていてキラと再会するが…。 後にキラと重大な関係にあることが判明する。 乗機 スカイグラスパー2号機→ストライクルージュ 《Z.A.F.T.》 ◆ラウ・ル・クルーゼ CV.関俊彦 クルーゼ隊隊長。本作の変態仮面キャラ。 常に冷静沈着で指揮官・パイロット両面で優れる。 一見怪しいながも話のわかる優れた上司だが… 乗機 シグー→ゲイツ→プロヴィデンスガンダム ◆イザーク・ジュール CV.関智一 クルーゼ隊隊員。 かなり好戦的な性格であり、アスランをライバル視しているためやたら突っ掛かる。 乗機 デュエルガンダム(→アサルトシュラウド) ◆ディアッカ・エルスマン CV.笹沼晃 クルーゼ隊隊員。 褐色の肌に金髪のグゥレイトな少年。イザークと仲が良い。 皮肉屋だが、根はイイ奴。 乗機 バスターガンダム ◆ニコル・アマルフィ CV.摩味/朴 路美(スペシャルエディション) クルーゼ隊隊員。 穏和な性格だが、臆病者扱いされる事も。 乗機 ブリッツガンダム ◆アンドリュー・バルトフェルド CV.置鮎龍太郎 砂漠地域を支配する『砂漠の虎』の異名を持つ指揮官兼パイロット。 コーヒーとケバブのソースに拘りがある。 乗機 バクゥ→ラゴゥ ◆パトリック・ザラ CV.有本欽隆 プラント国防委員長。後に最高評議会議長に就任。 アスランの父。 対ナチュラル強硬派の筆頭格で、長く続いた差別に加え、血のバレンタインで妻を喪ったことでナチュラルへの憎しみを募らせる。 ◆シーゲル・クライン CV.秋元羊介 物語初期のプラント最高評議会議長。 ラクスの父。 対ナチュラル和平論者であるが、後述のエイプリルフールクライシスの元凶を作った人物でもあり、単純にハト派とは言い難い。 パトリックと対立し、強硬派を抑えきれないまま議長職を去ることになる。 《地球連合》 ◆マリュー・ラミアス CV.三石琴乃 アークエンジェル臨時艦長。 元技術畑出身で、前任の艦長の死亡により急遽艦長を代行をする羽目になる。 副長のナタルとは事あるごとに対立する。 ◆ナタル・バジルール CV.桑島法子 アークエンジェル臨時副艦長。中尉。 代々の軍人家系の出身で、本人もお堅い性格の軍人。 後にドミニオン艦長としてマリューと対峙することになる。 ◆ムウ・ラ・フラガ CV.子安武人 連合軍少佐。「エンデュミオンの鷹」の異名を持つ凄腕MA乗り。 自称「不可能を可能にする男」。 乗機 メビウス・ゼロ→スカイグラスパー1号機→ストライクガンダム ◆フレイ・アルスター CV.桑島法子(二役) いいとこ育ちの我が儘なお嬢様。 キラは彼女に片思いしているが、サイ・アーガイルと婚約している。 作中序盤で父親が戦死してしまって以降、その運命を狂わされることになる。 ◆サイ・アーガイル CV.白鳥哲 キラの友人の一人。 誰に対しても優しい紳士的な少年だが、人並み程度の無意識な差別意識はある。 そのため、キラやフレイとの軋轢を生む羽目になり……。 ◆ミリアリア・ハウ CV.豊口めぐみ キラの友人トールの彼女。 アークエンジェルのCIC担当。 作品中盤、トールに不幸が襲って以来、精神のバランスを崩すが、思わぬ人物と交流を深めることになる。 ◆トール・ケーニヒ CV.井上隆之 キラの友人の一人。 コーディネイターであるキラを差別することなく友人として扱う真摯な性格。 作品中盤でスカイグラスパーのパイロットになるが……。 ◆カズイ・バスカーク CV.高戸靖広 キラの友人の一人。 至って平均的なナチュラルの少年であり、MSの操縦を平然とこなすキラに羨望と畏怖の眼差しを向ける。 ◆ムルタ・アズラエル CV.檜山修之 ブルーコスモスの盟主。盟主王。 コーディネイターを嫌悪しており、その殲滅に執念を燃やしている。 《生体CPU/ブーステッドマン》 地球軍によって改造された人間。その名の通り生きた電子部品として扱われており、人間扱いされていない。 コーディネイターと同等かそれ以上のMS操縦能力を発揮する。 ◆オルガ・サブナック ◆クロト・ブエル ◆シャニ・アンドラス 《その他の勢力》 ◆ウズミ・ナラ・アスハ CV.大川透 キラたちの住むコロニー・ヘリオポリスの母国であるオーブ連合首長国の国家元首。 他国の戦争の介入を拒むオーブの理念を何より重んじている。 ◆ジョージ・グレン 本編第一話時点で故人。 歴史上最初のコーディネイター。そのためファーストコーディネイターとも呼ばれる。 17歳でMITの博士号を取得し、他にもアメフトのスター選手、オリンピック陸上競技銀メダリスト、空軍のエースパイロット……と、あらゆる分野で非凡な活躍を見せた稀代の天才。 自身が設計した木星探査船ツィオルコフスキーに乗り込み宇宙へ出発した際に自らが誕生前に遺伝子操作を受けた事を明かし、また同時にコーディネイターの製法を世界に公開した。 その結果地球はコーディネイターの賛否を巡って大論争となり、 自身もまた、後に自らがコーディネイターとして生まれなかった事に悲観した少年によって射殺される事になる。 彼としてはコーディネイターは人類の未来を切り開く新たな可能性となることを期待していたようだが、 実際には数十年以上に渡って続くナチュラルとコーディネイターの軋轢と戦乱の元凶と言うべき存在になってしまった。 【用語】 コズミック・イラ(Cosmic Era 略してC.E.) 西暦末期に発生した「再構築戦争」後に制定された紀元。 再構築戦争で使用された核兵器を「最後の核」とし、それが使用された年をC.E.元年としている。 C.Eが定められた年はC.E.9年となるため、C.E.元年~C.E.8年は年表上のみの存在となり、また当時は西暦を使用していた事になる。 因みにコズミック・イラの公式日本語訳は統一歴。 しかし直訳すると 「宇宙世紀」 とも訳せる。 また地球連合・プラントの開戦はC.E.70/2/11、第1話がC.E.71/1/25(間もなく開戦から1年)、最終決戦がC.E.71/9/27、終戦がC.E.72/3/10。 ファーストの一年戦争に対してこちらは約2年(*8)である。 コーディネイター 生まれる前の遺伝子操作によって能力を向上させた人間の総称。 遺伝子操作していない普通の人間は「ナチュラル」と呼ばれる。 劇中世界でも現実と同様に人間の遺伝子改造は忌避されていたが、 本編の70年以上前に勃発した再構築戦争の折に使用された核兵器や化学兵器によって遺伝子疾患を抱えた人間が総人口の2割にまで達したため、 彼らへの遺伝子治療のために人間への遺伝子操作が解禁された事がコーディネイターのルーツである。 当初はあくまで遺伝子治療のための技術だったようであるが、一部の技術者がそれを応用することによって人間により高い能力を持たせる事を画策、 その成果がジョージ・グレンという訳である。 身体能力や免疫力、頭脳などあらゆる面でナチュラルを上回り、この時代ではオリンピックのメダリストもコーディネイターが多くを占める状況とされる。なんで別けなかったんだろう 但し、あくまで人間の持つ能力の範疇を出ないため、「天才的な能力を持つナチュラル」「並外れて鍛えられたナチュラル」であれば、 コーディネイターの能力を凌駕するのも不可能ではない。 また視聴者間や劇中でも誤解されがちだが、コーディネイターといえど全く何も努力せずに高い能力を得られる訳ではないとされ、 キラも「鍛えなければ普通の人間と同じ」と述べている。 キラが超人的プログラミング能力やMS操縦技能を持っているのも「コーディネイターだから」ではなく、 工業カレッジでの学習とクルーゼ隊との闘いでそれらの能力が急速に養われたためである。 ゲームで例えれば「経験値が上がりやすい・ステ振りポイントを多めに貰える」「レベルキャップが最初から解放されている」「基礎パラメータは高いがスキル・魔法類は持っていない」といった所か。 一方で「生殖能力が低い」という問題を抱えており、第三世代(コーディネイター同士の子供のそのまた子供)の出生率が下がり続けている。 プラントでは遺伝子鑑定により子供を作れると認められたカップルでなければ結婚できないという婚姻統制が定められているが、ほとんど効果が出ていない。 倫理的な観点や、ナチュラルに比べて秀でた才覚を持って生まれてくることに対する劣等感等から、主にナチュラルから差別・迫害された歴史を持つ。 逆にナチュラルを見下すコーディネイターも多い。 その他詳しい歴史などについては個別項目を参照。 SEED ごくごく僅かな人間だけが持つ特殊能力。 発動すると瞳からハイライトがなくなり、集中力や反応力が超強化され、MSパイロットとしての能力を急激に上昇させる。 詳細は個別項目参照。 ニュートロンジャマー 通称「Nジャマー」。 当初はMSの支援装備として開発されていたが、後に血のバレンタインの報復措置として使用される。核兵器(おまけに原子力発電も)を使用不能にする装置。 その名の通り中性子を拘束して核分裂反応を不可能にする(*9)。 これにより地球圏では核兵器が使えなくなったばかりか、原子力発電も行えなくなってしまったので世界規模のエネルギー不足にも陥ってしまい(*10)、餓死・凍死者が大量に出る事態になってしまった。 さらに電波障害が副次的に発生し、レーダー波を使った誘導や通信が行えなくなる(*11)、 MSなどの機動兵器が戦場で台頭することとなった。 中盤では核エネルギーを欲したザフトの急進派がこれを限定的に無効化する ニュートロンジャマー・キャンセラー を開発した。 3基で地球全土をカバーできる能力があるとされるが、ザフトはダミーを含めて大量に敷設した。動力源は不明であるが、稼働期間は有限ではあるらしい。 地中深くに大量に埋められているので、敷設したザフト自身でさえも最早撤去は不可能とされている。 メタ的には「核ミサイルで戦争など(MSが生まれるまでもなく)すぐに終わる」というツッコミを回避し、かつMSという兵器の正当性を演出するための舞台装置。 要するにSEED世界に於けるミノフスキー粒子であり、かつ違反不能な南極条約(*12)である。 事件系用語 S2インフルエンザ アニメ本編開始前のC.E.54年に世界的に流行した新型インフルエンザ。 劇中では過去の疾患となってほとんど触れられないが、人種差別の背景を語る上では重要な要素。 従来のインフルエンザワクチンが効かず、ナチュラルには多数の犠牲者が出たにも関わらずコーディネイターの死者はゼロだった事、 免疫の強さから地球国家に比べて薬学の分野で劣っている筈のプラントがいち早くワクチンの開発に成功した事、 そして前年に「最初のコーディネイター」であるジョージ・グレンがナチュラルの少年に暗殺されていた事から、 「ジョージ・グレン暗殺に対する報復」「コーディネイターが起こした生物テロ」という噂が広まってしまう事態となる。 プラントによるワクチン供給も疑惑払拭には至らず、コーディネイターへの風当たりは却って強まる事になり、 これがきっかけで地球に住むコーディネイターが多数プラントへ移住する事になる。 なお、その流行が本当にプラントのテロだったかどうか、真相は不明である(媒体によってはCEの戦争に至る陰謀の多くがロゴスや一族といった組織の介入を示唆するものもある)。 コペルニクスの悲劇 2回に渡り起きた理事国とプラントの代表者が攻撃されたテロ事件の内の2回目の方。 名前は月面都市コペルニクスにて起こった事件であるため。 C.E.70年2月5日、関係悪化も極限に達していたプラントと地球連合を調停すべく、国連によって両者に話し合いの場が設けられたが、 それに参加していたプラント理事国代表者と国連首脳陣が爆弾テロによって全員死亡した事件。 一方でプラント代表だったシーゲル・クラインはシャトルのトラブルによって現場到着が遅れていたため難を逃れた。 地球側の代表者が全員死亡した一方でプラント代表は難を逃れたという構図から、やはり地球ではコーディネイターによるテロと目され、 反コーディネイター運動も加熱、6日後の2月11日には地球連合はプラントに宣戦布告する。 これの前に起きたプラント代表1名が死亡したテロ事件はブルーコスモスによるのものと判明しているが、こちらは犯人不明。 少なくとも犯人はコーディネイターと断定する資料は無く、一部資料ではロゴスの仕業である事が示唆されている。 血のバレンタイン C.E.70 2月14日に起こった事件。 開戦の直接原因と本編では説明されているが、後に作られた資料では連合による宣戦布告の後、つまり開戦後に起こった事件という形に変更されている。 プラント理事国(地球側)に課せられた関税からくる食料問題に際し、プラント側が農業コロニーに改造したユニウスセブンに対して行われた核ミサイル攻撃。 これによりユニウスセブンに住んでいた24万3721人の一般市民が残らず犠牲となった。 崩壊後のユニウスセブンは地球の引力に引かれ、地球のデブリベルトに呑みこまれて、他のデブリと同様にとりあえず安定した軌道で地球を周回している。 なお地球軍はプラントの自作自演を主張しており、地球連合とプラントの軋轢と、その行き着く先の象徴とでも言うべき事件である。 (一応地球軍や続編で存在が判明したロゴスの総意というわけではなく、大西洋連邦内のブルーコスモス過激派が暴走した結果の模様) 詳しい経緯などについては個別項目を参照。 エイプリルフールクライシス C.E.70 4月1日に起こった事件。 ザフトによって血のバレンタインの報復として地球全土にNジャマーがバラ撒かれ、 燃料資源の枯渇のためメインのエネルギー源として依存していた原子力が使用不可能になったために引き起こされたエネルギー危機。 最終的に地球人口の一割が餓死および凍死するという血のバレンタインを遥かに超える凄まじい被害を叩き出しており、 地球の反コーディネイター感情は最高潮に。 本編以前の出来事であり、本編では数秒画面にゴーストタウンになった都市が映ったのみ。 テレビ版『Z』の30バンチのような、あちらこちらにミイラやら白骨死体やらがゴロゴロ散乱する描写はもう許されないらしい。でも人体レンチンはやった。 時のプラントの議長であった穏健派によって決定された措置であるが、裏設定ではプラント側はエネルギー供給を引き換えに地球各国に友好姿勢を求めたらしい。設定上は元々の地球圏の内ゲバもあり、少なくとも大洋州連合と汎ムスリム会議、アフリカ共同体は親プラント勢力に寝返った。 一連の案件に関しては、砂漠編におけるカズイとチャンドラ(*13)の会話にてチャンドラは、 「もしプラントが核攻撃で報復していたらその後の核戦争で地球は無くなっていただろうし、それに比べればまだマシ」と評している。 また「コーディネーター感情が最高潮」と言及される割に、劇中で地球軍や一般市民の間がプラントやコーディネイターに対してエイプリルフールクライシスを糾弾する場面は(続編を含めても)少ない。 パトリック・ザラらプラント住民がしばしば触れる血のバレンタイン事件に対し、この事件は総集編でクルーゼの回想という形で触れられる場面が主で、登場人物の口からはあまり語られていない。 時期は不明だが市民が反コーディネイターデモを行うシーンは複数描かれているため、コーディネイターに対する心象が悪い者が多いのは間違いないと思われる。 国家 プラント 地球から移住したコーディネイター達が暮らす砂時計型スペースコロニー群。 L5宙域に位置し、人口はコーディネイターだけで約6000万人。 コーディネイターの能力を活かす研究機関として始まり、徐々に大規模化、複雑化して行ったことに伴い、 新たに提案された砂時計型コロニーとしてユーラシア連邦、大西洋連邦、東アジア共和国の三ヵ国からの出資で多数が追加で建設された。 現在は10基のコロニーで1つの市を作り、それら12市の代表が最高評議会で意志決定を行っている。 この「最高評議会議長」が事実上のプラントの国家元首である(*14)。 なお議長の任期は1年で評議会議員の持ち回り制である。 C.E.40年代に於いては、非常に高い工業力と生産力を持つ一方で、出資した理事国が手綱を握るべく食料だけは生産が禁じられていた。 しかし地球から課せられる膨大な生産ノルマと、自衛能力を持てず自力で反コーディネイターテロに対抗できない事に不満が蓄積して行き、自治権や貿易権を求める運動が加速。 やがて地球連合の恫喝をも乗り越えC.E.68年に遂に独立を表明した。 しかし地球連合はそれを認めず、プラント評議会の解散や自治権放棄を要求、更にプラントへの食料輸送船を撃沈する、 プラントが理事国に無断で農業コロニーに改造したプラントが攻撃される、2度に渡り会談の場に向かった代表者がテロで死亡する…… といった数度の衝突の末、C.E.70年2月11日に正式に宣戦布告されて以降は地球連合と戦争状態にある。 地球連合に対し数は劣るものの、個々人の能力の高さと新型兵器・MSの力で優位に立っている。 なお国名のプラントとは「工業密集地」の意味と、「Productive Location Ally on Nexus Technology(技術によって結び付く生産拠点)」のダブルミーニング。 Z.A.F.T(ザフト) プラントを支配する政治結社とそれに所属する軍。 正式名は「Zodiac Alliance of Freedom Treaty」=「自由条約黄道同盟」。 因みに、SEED系世界にはこのようなアクロニムが多く存在するが、その意味が劇中ではっきり説明されたのはこれとG.U.N.D.A.M.OSとSEEDくらいなものである(*15)。 前身はC.E50年代、上述の理事国から課せられるノルマや自衛能力を持てない不満がきっかけで生まれた政治結社「黄道同盟」で、 後に地球連合からのMAによる威嚇に対抗して現在の「ZAFT」に改称、更にプラントの警察組織を吸収する事で軍事組織として新たに創設された経緯を持つ。 義勇兵集団なので階級が存在せず、軍服の色で白が隊長、黒が副官、緑が一般兵と区別されている。 義勇兵も実態はピンキリだが作中の一挙手一投足や上述の経緯から分かるように、ザフトでは士官学校相当の教育を施している。 緑服のみ上衣の裾が短く、白服や黒服は上衣の裾が膝のあたりまである。 赤服は軍学校の卒業上位10名に与えられるエリートの証。あくまで成績上位者というだけで緑服よりも地位が高い訳ではない。 部隊名には隊長の名前が使われる。 もっとも当然の話なのだが、階級が無いだけで上下関係までもが無い訳ではなく、 隊員は隊長や艦長といった職位の指示に従い、その上の存在として評議会が権力を握っている形である。 運用の責任者はプラント国防委員会委員長。 また、文官もいるので所属者全員が兵士というわけではない。 ただし、クルーゼが(パトリックの意向などから後で無罪放免されると踏んで)評議会の意向を無視してヘリオポリスへの先制攻撃や破壊を容認する命令を出したり、 タカ派筆頭のパトリックが評議会以上に強い権限を所持し、秘密裏の軍事研究・行動などを多々行っているなど、正常に統制出来ているとは言いがたいのが実情(*16)。 公式的には義勇軍であるため全員私兵であり、いわゆる「職業軍人」が存在しない。そのため、全員が平時は別の本職に就いている。 とはいえ実態は正規軍とほぼ同等であり、兵士は戦闘訓練を受けており、兵士としての扱いも正規軍である。 例えばイザークの本業は評議会議員(青服)、バルトフェルドは振動工学と広告心理学の学者、シホはエネルギー発振器の研究者である。 次回作SEED DESTINY終了後には階級制度が導入されるなど、体制を改め始めた模様。 詳細は個別項目を参照。 地球連合 地球の反コーディネイター国家を中心とした国際秩序組織。 主に大西洋連邦、ユーラシア連邦、東アジア共和国から成り、本編後は南アフリカ統一機構や汎ムスリム会議も加盟している。 構成三国はプラントの理事国であり、プラントの生産力の恩恵を得ていた国々である。 「コペルニクスの悲劇」で理事国と国連の首脳が壊滅した事で、これをプラントによる地球へのテロ行為・宣戦布告と断定、その二日後、C.E.70/2/7に結成された。 つまり地球連合は宇宙世紀の地球連邦等の様に国連が発展したものや地球国家を纏め上げた超巨大国家ではなく、 「南北アメリカ」「ユーラシア大陸の南東部以外」「東アジア」が連合した「反プラント同盟」とでも言うべき代物である。 この為、プラント寄りのオセアニアやアフリカ(*17)や中立の太平洋赤道・北欧は地球連合には加わっておらず、 地球全体の総意で固まっている訳でもないためか、大体「連合」と略される。 三国が持つ軍を総称して地球連合軍、略して「地球軍」と呼ばれる。 資源・物量面でプラントに優位性を保っているものの、MSなど革新的な兵器を擁するザフトに宇宙・地上双方で押され、膠着状態に陥る。 大戦後半からはユーラシアだけでなく他の中立国をも巻き込み、更にブルーコスモスの影響を受け混沌とした内情を抱える。 ブルーコスモスの影響が強い大西洋連邦が特に目立ち、後述のアークエンジェルも大西洋連邦の所属である。 腐敗やら上層部の派閥争いが目立った地球連邦に対してこちらは所属国同士の内部抗争が多く、 AAがアルテミスに入港した際にガルシアが強引にストライクを差し押さえようとしたりキラにユーラシア連邦に来るように甘言を囁いたのも、 アルテミスがユーラシア連邦の所属だったため、大西洋連邦の重要機密であるGAT-Xシリーズのデータ、あわよくば機体そのものも奪おうとしたためである。 とはいえ一枚岩ではないので、複数の国が一緒になって悪いことをすることは少な目という利点(?)も一応ある。 詳細は個別項目を参照。 ブルーコスモス 「青き清浄なる世界のために」を題目に、反プラント、反コーディネイターを標榜する過激な市民団体。 市民団体ながら地球で絶大な影響力と権力を有しており、構成員の国籍、年齢、職業は様々。 CE68年には末端の自称も含めれば全世界で支持者は数十万人規模に膨れ上がったともされ、社会のあらゆる団体に支持者が存在。各国の政財界や軍部にも根を張っている。 兵士や将校を含めた多くの軍人がブルーコスモス思想に染まった結果「コーディネイターを排除する(=殺す)ためならどんな残虐な手段を使っても正当化される」という倫理観を失わせる免罪符と化してしまい、特にブルーコスモスの影響の色濃い大西洋連邦ではこのような歪んだ考えで戦う兵士が多くなってしまった。 ブルーコスモス主義者の内、政治面で特に有力な人物は「盟主」と呼ばれ事実上のブルーコスモスの頂点に位置する。 詳細は個別項目を参照。 中立 オーブ連合首長国 「他国を侵略せず、他国の侵略を許さず、他国の争いに介入しない」という理念を持つ地球の中立国。 赤道付近、オセアニア地域(ソロモン諸島)に存在する島国である。 コーディネイター、ナチュラル問わず、国民として受け入れる数少ない国。 物語開始以前に勃発した「再構築戦争」により日本という国家が消滅した事に伴い、日本人移住者が現地民と共に建国したという経緯を持ち、 それ故にか日本に近い文化が特徴で、公用語も日本語な模様。 オーブとして建国する前の支配階級がそのまま「氏族」として名誉ある立場についており、政治体制は一般的な民主主義と彼らの合議制が合わさる特殊な形態になっている。 そのため「氏族」の権力が強くなりがちな上、その氏族は親連合派が多いため、標榜する「中立」もやや名目的なところがあり、連合よりの立場を取ることが多い。 というか政治的な事情があるにせよ、自前の中立コロニーでGAT-Xシリーズを製造してたのがこの国の国営企業なあたりがお察し。 【登場兵器】 《戦艦》 本作はいわゆる宇宙世紀シリーズ(TV版基準で言えば「機動戦士Vガンダム」)以来久方ぶりに多くの戦艦が登場する。また、水上艦艇も数多く登場する。 ただし劇中に登場する宇宙戦艦はそのほぼ全てがMA(後にMS)運用を前提とした母艦であり、艦対戦を前提として発展しその後MS母艦として調整されていった宇宙世紀シリーズとは少々毛色が異なる。 ◆アークエンジェル GATシリーズの母艦。キラやマリューたちはこれに乗り込み、激戦を駆け抜けて行く。 ナタルも含めて大西洋連邦所属の割に、確認される限りブルーコスモス思想を持つ者はいない。 これは同じくブルーコスモスではないであろう、ハルバートン提督の意向かもしれない。 ◆ヴェサリウス ザフトのナスカ級高速戦闘艦。クルーゼ隊の旗艦。 ヘリオポリス強襲以降、アークエンジェルが地球へ降下するまで執拗に追いかけ回した。 ◆クサナギ オーブのイズモ級2番艦。アークエンジェルはイズモ級を参考に作られたため、外見はともかく中身はよく似ている。 ◆エターナル ザフトが開発した、フリーダムとジャスティスを搭載する最新鋭艦。ピンクの外観が特徴。 ◆ドミニオン 連合軍のアークエンジェル級2番艦。色合いが暗いこと以外はアークエンジェルと同型。 《モビルスーツ(MS)》 ZAFTが開発し実用化した機動兵器。 元は木星探査船ツィオルコフスキーで運用されていた外骨格型作業服で、それの発展・進化版の「パワーローダー」を更に発展させたもの。 この辺りの経緯は宇宙世紀シリーズのMSとよく似ている(ザフトをジオン軍と置き換えた場合)のだが、決定的な違いとして優秀な能力を持つコーディネーターの操縦を大前提に作られていることが挙げられる。 普及機である「ジン」ですら、コーディネイターの高い能力を以てようやく扱える程の操縦難度で、並のナチュラルには扱える代物ではない。 劇中でも、ナチュラルが操縦した場合、地球軍屈指のエースパイロットやトップガンですら「的になるだけ」「のろのろ動かすだけでも四苦八苦」と評される、 数歩歩いただけで転倒し擱座、ぎこちない動きで歩いたり超スローモーな演武をやるだけでも「(以前より)倍近く速くなった」、 単純な機動と剣を振り上げる・振り下ろすしかできない……といった調子である。 本体の構造自体は既存技術で固められているので模倣することは容易なようだが、仮に作ったとしてもナチュラルには扱えないのでコーディネーターを擁するザフトの優位性は揺るがない。 そして後述するMAを最初から圧倒する性能として開発されたので、序盤のザフト軍の優勢、そしてC.E.世界におけるMSの絶対的優勢が築かれることになった。 地球軍はこれに対し、ナチュラルでも操作できるよう操縦補助のOSを開発しようとしたが難航。 結局コーディネーターであるキラが(急場しのぎで)書き換えたOSを基に、ナチュラル用の操縦補助システムが確立された。 これによって(完璧に性能を引き出す事は叶わないとはいえ)ナチュラルでも問題なく操縦可能となり、エースパイロットなら並のコーディネイターを圧倒する事も可能となった(*18)。 何気に珍しい、ソフトウェアの重要性がしっかり描かれているガンダム作品である(*19)。 次回作辺りまで行くと地球軍(ナチュラル)とザフト(コーディネーター)のMS操縦面における差異はほぼ見られなくなり、純粋に機体性能が求められるようになっていく。 なお、GAT-XシリーズのOSの名称の意味が「単方向分散型神経接続による汎用自律機動演習合成システム」であったり、 MSの制御系の話題で「シナプス融合」「神経接合」といった単語が飛び出すなど、 パイロットが機体と神経を接続して操縦している事や、 ナチュラルではMSを乗りこなせないのもコーディネイターの脳の処理能力でなければ頭が追い付かないからである事が示唆されている。 とはいえ操縦桿の操作で機体を動かすシーンは多く完全思考操作という訳でもない模様で、 どのような仕組みで機体とパイロットの神経を繋いでいるかなどは不明瞭であるなど、結局のところ操縦系の詳細は不明。 GAT-Xシリーズ含め、極一部を除いた本作のモビルスーツは電源にバッテリーを使用し、モーターを回して稼働している(*20)。 一部にはガスタービンエンジンや核エンジン(原子炉)を採用したMSも登場するが、発電装置の違いを除いた基礎的な駆動方式は同じである。 なお、一部からは「基本バッテリー駆動、一部ハイエンド機でも核エンジン(=核分裂炉)が動力源という事は、普及型量産機はおろかフリーダムすらザクⅠ以下の出力しかないのでは?」と囁かれる事もあるが、決してそうとは言い切れない。 それを言い出したらザブングルなど原子炉どころかガソリンエンジン駆動だが設定上の出力は核融合炉搭載のRX-78の20倍近くである。 確かに一般論として核融合炉は核分裂炉より大きなパワーを出せるが、それはあくまで一般論であって設定の話ではない(*21)。 ただし出力はともかくとしてバッテリー駆動故の「稼働時間」は本作の中盤ぐらいまで結構重要なファクターを占めていた。 主人公・ライバルサイドがどちらも電池バカ食いのGAT-Xシリーズだからというのもあるが、ちょうど携帯電話が1人1台になり始めた時期なのでバッテリー切れというのは(スマホ時代ほどではないにせよ)他人事ではない視聴者も居たのではないだろうか。 ◆GAT-Xシリーズ 連合製新型MSの試作機群の総称。連合加盟国の一つである大西洋連邦が、中立国オーブの一部派閥と結託して製造した(*22)。 特殊装甲『PS装甲』や小型のビーム兵器を持つなど性能は高いが、 最初期はOSの運動プログラムが未完成で性能を発揮出来ず、ムゥが「戦場に出ても的にしかならない」と称する程使い物にならなかった。 5機が開発されたがザフトによりストライク以外の4機は奪われ、奪取作戦を決行したクルーゼ隊のMS不足に伴い、4機共そのまま実戦投入された。 また、あくまで開発中だったために、新造艦アークエンジェルで行動する第8艦隊(分隊)には当初機動兵器がメビウス・ゼロ1機しかなかったため、 クルーゼ隊に追われている状況下で装備品が揃っており、 偶然乗り込んだキラ・ヤマトによってOSも改良されたことで実用に耐えうると判断されたストライクも実戦投入せざるを得なくなった。 後に連合で特殊な強化を施されたパイロットによる運用を前提として新たに3機が開発され、切り込み部隊として運用されて行った。 地球連合軍におけるMSのひな型であるため、その多くが特性を継承して量産されて外伝に登場し、そのうちストライクダガーは本編にも主力として登場した。 ちなみに、見た目的にはGAT-XシリーズとNJC搭載型ZGMFシリーズは所謂ガンダムタイプであり、商品展開でも『ガンダム』と呼ばれているが、 劇中では『ガンダム』とはキラがストライクのOS起動画面に表示される英単語の頭文字を縦読みしたことに端を発する非公式愛称となっており(*23)、 正式名称は勿論、作中に於ける公式愛称ですら『ガンダム』と名の付くMSは存在しない。 そのため、作品世界においては『ガンダム』という名称のMS群は(正式には)存在しない。 例えば『ストライクガンダム』は正式には『X105ストライク』という名称である。 実際、ムゥはキラがストライクを指して何故ガンダムと呼ぶのか疑問に思うシーンが存在する。 なお、地球軍に於いてはGAT-Xシリーズを総称として「G兵器」、或いは単に「G」と呼んでいる。 小説版でも巻頭のMS紹介ページではストライクのみ「ストライクガンダム」と紹介され、残りは「イージス」「バスター」といった調子であった。 ラクス曰く、「(「ZGMF-X10Aフリーダム」よりも)「ガンダム」の方が強そうでいい」。 このような調子であるため、本作で「ガンダム」という単語が使われた回数は片手で数えられる程度しかない。 GAT-Xシリーズは共通してアンテナの額部分に型番とイタリア語で数字が掘り込まれている。 デュエルは「X-103 UNO」(1)、イージスは「X-303 QUATTRO」(4)、ストライクは「X-105 CINQUE」(5)、カラミティは「X-131 SEI」(6)、レイダーは「X-370 OTTO」(8)である。(*24)。 これは元々は『SEED』製作スタッフのお遊びで登場順に書き込んだものだったのだが(型番と一致しないのもこのため。また、漫画版は執筆当初この設定が存在しなかったのでアニメに倣って書き込んだら修正を命じられたという事があったそうな…)、後に公式設定に組み込まれる事となった。 『SEED』の世界の最初のMS開発者「ジャン・カルロ・マニアーニ」がイタリア系の人間である事からそれに倣ったもの、との事。 本作はいわゆる「(平成)アナザーガンダム」時代から続く「5機のガンダムがメイン」な作品だが、 主人公サイドのガンダムはその中でもストライク1機のみであり、残り4機は全て敵対陣営に周り主人公サイドと衝突するという図式になっている。 【前期GAT-Xシリーズ】 GAT-X105 ストライク GAT-X303 イージス GAT-X102 デュエル GAT-X103 バスター GAT-X207 ブリッツ 【後期GAT-Xシリーズ】 GAT-X131 カラミティ GAT-X252 フォビドゥン GAT-X370 レイダー 【量産型GATシリーズ】 GAT-01 ストライクダガー ◆ザフト製モビルスーツ 量産機の多くはモノアイを持ち、ジオン系MSに近いイメージを持つ。 多くのMSは共通して頭部にトサカ状の大型センサーを持つのが特徴。 Nジャマーの影響下において、連合のMA部隊を圧倒し大きな戦果を挙げ、以降様々な機種が実戦投入された。 なお「ZGMF」の型番を持つ機体は宇宙用ないし地上・宇宙両用である事を示す。 そのため例えば、陸戦用のバクゥは"TMF/A-802"、水中戦用のグーンは"UMF-4A"、大気圏内・空中戦用のディンは"AMF-101"といった具合に型番が異なり、ザフトのMSの型番全てがZGMFから始まる訳ではない。 後半に登場したXAナンバーは地球軍から奪取したGATシリーズを参考に開発され、 全機核エンジンとNジャマーキャンセラーが搭載されており、半永久的に駆動できる上にそれまでのMSを遥かに凌駕する火力と性能、稼働時間を持つ。 MS隊の中でどのように運用される予定だったのかは不明で、今のところ特務隊の隊員に与えられる予定だったことが確認出来るのみ。 こちらもいわゆるガンダムタイプで、GAT-Xシリーズと同様に起動画面に出る搭載OSの頭文字を縦読みすると『ガンダム』となる。 小説版でキラは制作スタッフの遊び心で参考にしたGATシリーズのOSに倣ったのだろうと推測していた。 アンテナ額部分の数字も取り込まれており、ジャスティスは「X-09A NOVE」(9)、フリーダムは「X-10A DIECI」(10)、プロヴィデンスは「UNDICI」(11)(*25)である。 元々MSの開発者がプラントの人間である事を鑑みると逆輸入とも言える。 これは『DESTINY』の時代で建造されたガンダムタイプにも受け継がれている。 ちなみに本作のMSは「(MS開発時点で既に存在する)MAと定義されないもの」が全てMSなので、ザフト軍においては獣型のバクゥや戦車型のザウートなども全てMSである。 また本作の対立軸は「地球と宇宙」ではなく「(厳密には違うが)人種」なので、重力下における高い適性を持つザフト軍MSが初期から複数出現する。(*26) この為徹底したMS偏重思想になっており、いわゆるやられメカポジションの非MS機体は殆ど存在しない(艦艇以外の非MSが全くない訳ではなく、ヘリや指揮車、トーチカなどは存在する)。 【量産型ZGMFシリーズ】 ZGMF-1017 ジン ZGMF-515 シグー ZGMF-600 ゲイツ 【地上専用MSシリーズ】 TFA-2 ザウート TMF/A-802 バクゥ TMF/A-803 ラゴゥ AMF-101 ディン UMF-4A グーン UMF-5 ゾノ 【NJC搭載型ZGMFシリーズ】 ZGMF-X09A ジャスティス ZGMF-X10A フリーダム ZGMF-X13A プロヴィデンス ◆アストレイシリーズ オーブの国防用MS。 開発協力の際にもたらされた前期GAT-Xシリーズのデータを盗用する形で開発された機体。 外伝で活躍するプロトアストレイをベースに、量産機としてM1が実戦投入された。 シリーズでも珍しいガンダムフェイスの量産機。しかしいわゆるガンダムタイプには含まれないというややこしい形態を取っている。 【量産型アストレイシリーズ】 MBF-M1 M1アストレイ 《モビルアーマー(MA)》 主に地球連合で使用されている宇宙用戦闘機。 宇宙世紀シリーズのそれと違いMSよりも先に開発・量産化されており、MSはこれを上回る性能を持つ事を目標に開発された。 なので作中ではMSの台頭を受け冬の時代を迎えている。 メビウス・ゼロが数少ない例外だが、これは武装とパイロットの特殊な才覚あっての話であり本作ではそれでも尚苦戦を強いられている。 SEED世界でMAが再び活躍するのは、ここから2年後の話となる。 本作では過去に運用されていた宇宙戦闘機の発展型という定義であるため、単純に非人型だからMAとは限らない。 このため上記の通り四足獣型のバクゥ・ラゴゥも定義上MSであり、元々地球軍のMAを超える前提でMSを作ったザフト軍には純粋なMAが全く存在しない。 【客演】 スーパーロボット大戦シリーズ 『第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河へ~』で初登場後、『J』『W』『K』『L』『モバイル』『Card Chronicle』『X-Ω』『DD』に参戦。 『第3次α』では概ね原作イベントが再現されるものの、ストーリー展開が既に銀河系規模となっていたのに、本作の原作再現のために地球圏での人類同士の争いを再勃発させたり、 αシリーズの世界観に本作の要素をやや強引に捻じ込んだ事などからユーザーからは賛否両論だが、他作品とのクロスオーバーに関しては概ね高評価を得ている。 『J』ではこれまでの主軸だった宇宙世紀ガンダムシリーズが全く出ないという大きなテコ入れが行われた事もあってか、 本作を始めとするC.E.を舞台とした作品群が以後の携帯機シリーズにおける新たな主軸作品となる。 ただ、これ以降DESTINYなどの参戦が増えていくため、SEEDという単独作品としては原作再現やクロスオーバーが少なくなる。 『W』はアストレイがメインなので裏で勝手にストーリーが進行し、『K』『L』はDESTINYがメインなので機体のみのいるだけ参戦。 SEEDがガッツリ原作再現されるのは『J』から14年も経った『DD』とかなり間が空いている。 ちなみに『K』では機体が全てDESTINYにも登場しているので何のためにいるんだと言われている。一説にはカガリの種割れのためだとか。 なお、SEED参戦の際はニュートロンジャマーの設定に手を加えられることが通例となっている。 特に核分裂の抑止という部分が問題で、参戦作品の中にはコン・バトラーV等原子力機関で作動するロボットも多く(*27)、そのままでは特色を潰されるか、最悪共演不能になってしまうためである。 もっとも今までもミノフスキー粒子のせいでマジンガーZのロケットパンチが迷子になったりしなかったことを考えれば、あまり気にするようなことでもないのかもしれない。 大抵はC.E.系にのみ作用するようにされ、他作品へゲーム的影響を与えたのは『CC』の山のバーストン程度とかなり少ない。 あとジャイアントロボと共演できなかったのは原作者死去によって版権が複雑化したためであり、ニュートロンジャマーは無関係である。 スパロボの代名詞ともいえるクロスオーバーは『W』の「ラダム母艦を倒して地球を救うためにアスランがジェネシスを撃つ」、「ニュートロンジャマーの電力問題を光子力エネルギーやゲッター線で解決する」などがある。 【HDリマスター化】 以前から監督が本作をHDリマスターしたい!と要望していたのだが、スタッフの管理ミスによりフィルムの幾つかが紛失していた事がTwitterで判明。 本作のBD発売は絶望的かと思われていた。 ……のだが、放送10周年記念にHDリマスター化が決定。紛失した部分はなんと完全新規の作画である。 作品名も『機動戦士ガンダムSEED HDリマスター』と称され、TVシリーズとは別作品扱い。 スペシャルエディション同様の画面サイズ16 9化、作画修正でヅラをザラにするだけではなく、EDの変更やストライクの新武装「パーフェクトストライク」が設定され、36話・37話にて活躍することになった。 TV版での前日譚・総集編の回はカットされており(*28)、細かい部分や一部戦闘シーンで新規作画による修正が数多く行われていたりと芸が細かい。 スペシャルエディションで追加されたシーンも再構成されて本編と合わせており、まさに完全版SEEDともいうべきもの。リマスターという名のリメイクと評価する者も少なくない。終盤では『DESTINY』への伏線も追加された。 まだSEEDを見たことがない方はこっちを見るのがオススメ。 なお、現在はCS放送や動画配信サイトを含めてHDリマスター版の素材が正規扱いされており、オリジナルのテレビ放送版が封印作品に近い扱いになってしまっている。現在でもレンタルDVDで視聴する事自体は可能であるが、オリジナル版のBD化や配信再開などを望む声も少なくない。 ただし動画配信サイトで公開されているのはHDリマスター版の放映版で、さらなる新規作画や調整をBlu-ray版で施されている(*29)。あらゆる意味で完全版を観たいというのであれば、HDリマスターのBlu-ray版を購入するのがおすすめ。 【余談】 本作は同時ネット・遅れネットを併せて28局で放送されたが、この規模は久しぶりの「日本全域で放送されたガンダム」だったりする。 GガンダムとガンダムW、ガンダムXは15局前後、∀ガンダムも10局前後の放送で未放送の地方も多かった。 本編放映後に、本編を再構成したスペシャルエディション3部作が制作された。 単なる総集編ではなく、新規カット、新規収録も加えた結構豪華な作品となっている。 尺の関係や『DESTINY』の企画・制作の影響で一部展開が変わっていたりするが。 本作はガンダムシリーズの最終章と銘打たれた『∀ガンダム』の後に作られた、新しい世界観を持った最初のガンダムシリーズである。 そのため、「SEEDは黒歴史に含まれるのか?」という議論を呼んだ。 後に、あきまんの漫画『∀ガンダム 月の風』第1話冒頭でC.E.が宇宙世紀や未来世紀とともに黒歴史の一つに数えられたこと、 本作中に∀の没メカ・4LEGとの繋がりを感じさせるイージスが登場したこと、 そして富野が「あと100本ガンダムを作っても全部黒歴史の中に収まるよう、∀を超未来の話にした」という旨の発言を、 「電撃PlayStation」2007年9月14日号の付録「Re Play」Vol.9に収録されたインタビューでしたことなどから、 本作も黒歴史の一員であるという認識がなされるようになった。 ただし、「映像化されたものが公式」というサンライズのルール上、『月の風』の内容と4LEGの存在はあくまでも非公式であること、 富野の発言も『ガンダム Gのレコンギスタ』放映後に、富野自身にガンダムシリーズ全ての設定を決める権限はないと言及されていることから、 黒歴史の一員であることは確定事項ではなく、あくまでも「黒歴史の一員かもしれない」程度にとらえた方が吉であろう。 時は流れて2021年5月。 2006年の制作発表以来長らく事実上の凍結状態にあったSEED劇場版が「制作中」という情報が公開され、20年弱越しに現実のものになるという朗報が届く。 おまけに新作外伝シリーズの製作も発表され、SEEDファンの歓喜の声が上がった。 そして2023年7月2日、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』最終回の直後に流れたPVにおいて、ついにタイトル 公開日が確定。 『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』として2024年1月26日より公開された。 C.E.70 地球・プラントの対立が泥沼化し、両者はついに最後の外交手段に踏み切った 即ち、開戦である そして物語はその一年後から始まる 機動戦士ガンダムSEED デュエル、バスター、イージス、ブリッツ そして、ストライクガンダム また、新たな追記・修正が始まる NEXT C.E.73『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』 C.E.75『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ 本当に本当に劇場版が公開される事が決まって感激している。有り金はたいても絶対見に行くわ。 -- (名無しさん) 2023-07-03 05 28 46 各所で「やっぱりガンダムSEEDって名作だったのでは?」って誰かが言う度に「いやそれは無い」って即座に訂正されるお馴染みの光景はマジで草生えるわ -- (名無しさん) 2023-08-11 08 09 37 20年経って冷静なレビューが増えてきた今になってもいまだに「SEED相手なら何言っても許される」って放送当時のうろ覚えの記憶だけで適当言った人が嘲笑を買う光景もお馴染みだけどね -- (名無しさん) 2023-08-12 19 39 23 リアルタイムで見た記憶だけ掘り返せば、実際何度も繰り返しニコルが死ぬ場面が挟まるのでストーリーのテンポが悪い印象が強い。劇場版ではそのテンポの悪さが改善されているだろうから、そういう意味でも再評価されるべき作品だとは思う -- (名無しさん) 2023-08-12 21 19 06 ↑×3単に種アンチが自分達が過去にやっていた行いを否定したくないから、ムキになっているだけだろ。 -- (名無しさん) 2023-08-14 10 45 13 ↑20年ちかくもアンチ出来る作品もそうないな。大抵の作品は20年前の作品なんて記憶にも残らないからな -- (名無しさん) 2023-08-14 11 07 36 wikiの本文、アンチに偏り過ぎてない? -- (名無しさん) 2023-10-06 08 05 54 ↑2正直ガンダムシリーズって製作者側からは「凄く面倒(スポンサー、ファン等)だからメカは描きたいけど監督は絶対やりたくない」ってSEED時代の原画マンから聞いた記憶がある。実際話はキャラ忖度を脇に置いてもご都合主義だったし、見ていて面白かったかと言われると「個人的には微妙」な作品だったかな。一方で登場MSは21世紀に相応しく恰好良く関連商品も売れたため、秘密結社Bからすればガンダムの歴史では中興の祖なんだろね。 -- (名無しさん) 2023-10-06 09 03 24 人気に関しては間違いなく爆発的に高かったのは疑いようないからな。 -- (名無しさん) 2023-10-19 13 14 52 「戦争の始まる理由が非合理的」って批判も少なくないけど、まさにその「人間は理屈と合理性だけで動けるほど賢い生き物じゃない」ってのがSEEDのテーマだったように思える -- (名無しさん) 2023-10-19 20 52 17 主人公とそれに属する人間達にまったく共感できないのと風呂敷を上手く畳めないだろうテーマに首突っ込んで無茶苦茶になってるのがなんとも >wikiの本文、アンチに偏り過ぎてない? でも事実として監督や嫁の発言や態度のそれは微妙だったし、それが表面化したからカガリの声は…ってのもあるから以前のアンチ意見封殺してる方が… -- (名無しさん) 2023-10-20 01 59 05 ↑だから、そういうのも含めてデマが多いからだろ。と言うか、カガリの声優がハブられてるというソースは?アーセナルベースやパチンコには普通に出演してるじゃん。アンチのそういういけすかない態度が反発買ってるんだろうが。 -- (名無しさん) 2023-10-20 08 34 32 映画で変更されてるから結局その疑惑は晴れてないがな -- (名無しさん) 2023-10-20 09 43 28 ↑4合理的な理由で始まる戦争なんてリアルでもないだろうしなぁ。比較的戦争に突入した理由が解明しやすい近代~現代の戦争で考えても合理的な判断で戦争をするのが最適だった事があるとは思えない -- (名無しさん) 2023-10-20 09 52 17 ↑2アーセナルやパチンコは使いまわしじゃないか。あと「これには反論もある」とか苦しい言い訳をしているのもアレだしむしろ無理矢理な擁護をするほうがSEEDに対しては間違ってると思うよ。バンクありきでしかも戦闘が初期を除いて薄味すぎるし。どうしてアンチがそういう感想を抱くに至ったかも解説すべきだし監督の発言は今でも調べればソース付きのも出てくるけど正直アレなのが多いしな。 -- (名無しさん) 2023-10-21 08 44 55 そもそも「解説すべき」というのも違くない?擁護もアンチの発言云々の話も騒ぎのもとになるならもう記載しないほうがいいでしょ -- (名無しさん) 2023-10-21 09 04 39 アンチと信者が互いに「俺達が絶対的に正しい、あいつらの審美眼が間違ってる」って骨肉の争いを繰り広げてる様子がまさに劇中のナチュラルとコーディネーターそのもの -- (名無しさん) 2023-10-21 10 55 59 ガノタはいつだってそんなもん。種にだけに限らない -- (名無しさん) 2023-10-21 19 47 29 報告にあった荒らしコメントを削除しました。 -- (名無しさん) 2023-10-24 23 05 54 SEEDの中盤以降は空中戦ばっかになったけど、地上戦の方が作画カロリー高めでバンク -- (名無しさん) 2023-12-04 20 57 08 続き バンクも少ないから今みると戦闘は前半(特に砂漠〜オーブ)が面白いな 映画のアクションは楽しみ -- (名無しさん) 2023-12-04 21 06 48 「手描き・バンクなし」に拘りすぎてロクに戦闘シーンやれないことが多い近年のガンダムに比べたら、多少バンク頼りでも大半の回でロボットバトルやってくれる方がまだいい、と思えなくもない -- (名無しさん) 2023-12-04 21 47 20 何故かアンチが信者よりも、(製作サイドの裏事情や設定等の細かい情報を)やたら詳しく知っていたアニメ。信者だけど、リアルタイム放送当時ファンサイトでどこからどうやって情報を入手しているのかある意味関心しながら見ていた。 -- (名無しさん) 2023-12-23 07 24 53 偽情報の類の方が多かったけれどね… -- (名無しさん) 2023-12-23 09 09 12 ↑ネット時代とは言え、ネットリテラシーという物が如何に大切な物かがよく分かる作品だと言える。劇場版公開に合わせてまたあっちこっちでアンチが(発狂しているかのように)暴れている現状を見てると。 -- (名無しさん) 2023-12-25 08 52 14 その内コロニー「メンデル」の記事が立てられそうだと思う。キラやクルーゼが誕生した所でもあり、種死や劇場版のそれぞれのラスボスのデュランダルやアウラが関わってた所でもあるし -- (名無しさん) 2024-01-29 13 42 55 上の方のコメントで言われてる「戦争の始まる理由が非合理的」なんてのも、今となってはむしろリアリティがあるとまで言えるな そもそも戦争とはその行為そのものが非合理的なのだが -- (名無しさん) 2024-02-02 16 10 03 …今になって思えば10周年でリマスター版作るより、劇場版の公開に全力を傾けるべきだったような気がする。リマスターはぶっちゃけ蛇足だったような気がせんくもない。やはり、20年という歳月のブランクは長過ぎたと思う。個人的に。 -- (名無しさん) 2024-02-03 12 41 08 ↑病に蝕まれてた脚本にそれを言うのはあまりに酷では -- (名無しさん) 2024-02-03 12 48 10 アズラエルが行えなかったプラントへの攻撃をジブリールが、パトリックが行えなかった味方も巻き添えにしたジェネシス砲撃をデュランダルが、ブルコスがしなかった地上で核攻撃とプラントのトップ二人が行えなかった宇宙から地球に砲撃をアウラがと、前の世代が成せなかった事を後の世代が実現させてるのは笑えないな… -- (名無しさん) 2024-02-13 18 40 53 名前 コメント すべてのコメントを見る
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登場作品 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY B機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女 形式番号 MBF-P03D 全高 17.53m 重量 53.9t 所属 傭兵部隊「サーペントテール」 主なパイロット 叢雲劾(ムラクモ ガイ)ダンテ・ゴルディジャーニ 主な装備 センサードラグーン×2ステルスドラグーン×4ソードドラグーン×2ビームキャノンドラグーン×2ブレイドガン×2 特殊装備 トランスフェイズ装甲(ロウ・ギュール独自型) 【設定】 ダンテとの決戦のために開発されたブルーフレームの最強形態。今まで封印していた劾の空間認識能力を最大限に発揮する形態でもある。 ブルーフレームの仕様をファーストの状態に戻し、背部にはストライカーパック接続コネクタを増設。エールストライカーを改良したヴィーヴルストライカーを装備している。 全身の刃はほぼドラグーンで空間認識能力により無線でコントロールする。 【武装説明】 ヴィーヴルストライカー エールストライカーをベースに改良したストライカーパック。小回りなどの機動性より最大出力による突撃能力が重視されている。 センサードラグーン 頭頂部に装備されているセンサーとカメラの内蔵型ドラグーンで、これを展開する事で広域索敵が可能になる。ブレードのみでビームガンは無い。 EXVS2では格CS。使用すると被弾するか特格使用で回収するまで赤ロックが伸びる。 ステルスドラグーン 両肩に装備されているミラージュコロイドの機能に特化したドラグーンで、ミラージュコロイドによりステルス機能だけでなく、ビームを反射させることも可能。 こちらには短い刃とビームガンがあり、敵機を切り裂く、従来のドラグーンのような射撃ができる。 ソードドラグーン 腰部に装備されている大型の刃を装備したドラグーンで、持ち手が大きく手に持っても使いやすい。 ビームキャノンドラグーン ヴィーヴルストライカーに装備されている砲撃型に特化したドラグーンで、ステルスドラグーンのを組み合わせる事で予測不能な攻撃も可能。 EXVS2でも、特射でその場からまっすぐ二つのゲロビを撃つのだが、レバー入れでステルスドラグーンも使用し、それぞれくの字を描き交差する。 ブレイドガン 両腕に装備されているビームライフルの機能を兼ね備えた実体剣。エネルギーはカートリッジ式。 ダンテ戦後に追加された。 シペールソード 両腕のブレイドガンに全ドラグーンを装着させた大型剣。 鱗を意味するlepisの逆さ読みで逆鱗を意味する造語。 【劇中の活躍】 劾がダンテと勝負するためにアメノミハシラで極秘に開発、搭乗した。 その後ブレイドガンを装備してダンテが搭乗、弟子のテストを行った。 【パイロットについて】 叢雲劾(ムラクモ・ガイ) こちらを参照。 【ゲーム内での活躍】 EXVS.2 新規機体として初期から追加。 素体そのものは普通のBRに普通の格闘、ピョン格や高火力スーパーアーマーつきの特格などの既にいるセカンドLの要素に加えて、CE版ソードビットとも言える各種ドラグーンをふんだんに使用する汎用機。 アイオスのように攻撃の直前まで消えて物理攻撃をするステルスドラグーン、投擲後に盾・壁・地面に当たらなければ再度誘導するソードドラグーン(投擲)、赤ロックが伸びるセンサードラグーン、特射では真っ直ぐゲロビを放つビームキャノンドラグーン、レバー入れでキャノンドラグーンのビームをステルスドラグーンで反射させ二本のゲロビを交差させる設置型ゲロビ、すべてのドラグーンを回収、合体させそれで切りかかるシペールソード(スーパーアーマー付き)といった多彩なドラグーンを扱う。 覚醒技はソードドラグーンを投擲、ヒット後突進して相手を掴みストライカーをパージしながら斜め上に上昇。その後バエルやスサノオ同様に切り抜けから決めポーズ後爆散させる。 自分からガンガン攻めるのは得意ではないが、多彩な読みにくい攻撃をいかに当てていきダメージをコツコツ奪っていけるかがカギ。 設置武器のレバー特射のキャノンドラグーン+ステルスドラグーンが上手く決まった時の快感は他の機体では中々味わえない。 注意したい点としてはレバー入れ特射使用中はNサブが使用できないこと、相手にもブルーDがいる時はレバー入れ特射がどちらのものか分からなくなること、攻め手に欠けるので理解されると放置されがちなところか。 僚機と敵機にブルーDがいる戦場だと混乱すること間違いなし。 ガイの台詞はアストレイ系は勿論、SEED本編、ガンプラ勢、CBや、三日月、サーシェスなど多くに特殊台詞があり、CBや三日月には名前付きで呼ぶ。 セカンドの時と違いサーシェスに対して怒りを露わにはしていない。 残念なことにセカンドと違い戸田版の台詞はないようだ。 XB N特射が移動撃ちできるようになったり格闘のテンポが良くなったりと各種武装が強化されたりキャンセルルートが増えたが、代償としてレバー入れ特射のダメージが減った。18くらい。 相変わらず2500にしては自己主張に欠ける機体なのでいかに嫌らしく動いて相手のヘイトを集めるかが勝敗のカギをにぎるだろう。 【勝利・敗北ポーズ】 勝利ポーズ 通常 ソードドラグーン以外の全ドラグーンを展開し、センサー2基を両手に持ってポーズ 特格時 両腕をシペールソードにして振る 敗北ポーズ 地面に落ちたドラグーン群の中心でソードドラグーンを持ち、膝をついて項垂れる。
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機体名称 COST EXP SIZE HP EN 攻 防 機 移 宇 空 地 水上 水中 陸戦型ガンダム 15800 360 M 8000 60 21 21 19 6 - - A - C Ez8 17400 390 M 8700 60 22 21 19 6 - - A - C ジムヘッド 15800 360 M 8000 60 21 21 19 6 - - A - C ホバートラック 7900 250 S 6000 24 7 9 12 8 - - A A - 陸戦型ジム 12400 320 M 7450 54 17 18 17 6 - - A - C ジムスナイパー 12200 310 M 7450 50 18 18 17 7 - - A - C 量産型ガンタンク 7900 250 M 6900 60 13 13 14 5 - - A - - コア・イージー 5900 210 S 6150 32 10 9 18 8 - A - - - 先行量産型ボール 6300 210 S 6200 36 10 10 12 4 A - - - - 戦闘ヘリコプター 3200 130 S 5000 30 7 5 12 6 - A - - - 宇宙用高機動試験型ザク 10100 290 M 7280 40 15 14 18 7 A - - - - グフフライトタイプ 13700 340 M 7620 40 18 17 17 7 - A B - - グフカスタム 12900 320 M 8240 52 20 17 20 6 - - A - C アプサラスⅡ 40400 570 3L 12600 120 32 24 17 8 B A - - - アプサラスⅢ 69600 720 4L 17000 220 33 30 17 8 A A - - - 戻る